夏のオフィスは女性の40%が「寒さ」を、男性の30.8%が「暑さ」を感じている 青山商事調査
青山商事株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長:遠藤泰三)は、記録的な猛暑となった昨年並みの暑さが予測される中で、ビジネスパーソンを対象とした「夏場のオフィス環境と服装に関する意識調査」を実施した。
調査概要
調査方法:インターネット調査
有効回答数:824名(全国47都道府県)
調査対象条件:20歳~59歳以上の男女ビジネスパーソン
データ集計期間:2025年6月4日~6月5日
出典元:夏場のビジネスパーソン最大の課題は「体感温度管理」 女性はオフィスの空調が“効きすぎて寒く”、男性は空調が“弱すぎて暑く”感じている(青山商事株式会社)
約8割が週5日出社の中、悩みの種となっている「汗」
本調査では、会社への出社頻度について「週5日」との回答が78.9%にのぼっている。コロナ禍のリモートワークを経て、出社回帰の傾向が主流となっていることがうかがえる結果だ。同社はこの働き方の変遷を経て、夏のビジネスウエアにおける新たなニーズや課題が浮上している可能性を探った。
まず、夏場のビジネスウエアへの不満として「汗による不快感(53.5%)」「汗染みが目立つ(24.4%)」という声が上位に。さらに「洗濯や手入れの手間(29.1%)」との声も多い。ビジネスウエアに最も期待する効果としても「洗濯機で洗える・手入れが簡単(17.8%)」は2位にランクイン。ビジネスウエアの選択基準に、日々のケアの負担軽減のニーズが高まっている様子がうかがえる。
さらに本調査では、通勤時に汗をかくことが多いと感じる体の部位について質問。その結果「脇(男性53.3%、女性 67.9%)」「背中(男性48.2%、女性 47.1%)」が上位を占めた。
男女で異なる、夏のオフィス環境の不満
続いて本調査では、夏場のオフィス環境における不満点について質問。男性からは「空調が弱すぎて暑さを感じることがよくある(30.8%)」という声が上位に上る一方、女性は「空調が効きすぎて寒く感じることがよくある(40.0%)」という結果が浮き彫りになった。
さらに、夏場のオフィスにおける体感温度の、具体的な対策行動にも明確な男女差がみられた。オフィスの寒さ対策として、女性の76.4%がカーディガンや薄手のジャケットなど羽織るものを常備していると回答。一方で、「寒さを感じながらも特に対策をしていない」と回答した人は、女性が8.5%に対して男性が28.6%と大きく異なる実態が明らかになった。
まとめ
同社が展開する「洋服の青山」では、着こなしの多様化や気温が高い時期が長期化している影響から、選ばれるアイテムにも軽装化が進んでおり、そうした夏用アイテムの需要が高まっているという。
本調査では「汗」に関する悩みが多いことや、オフィスでの体感温度に男女差があることなどが明らかになった。従業員の夏季の勤務時の悩みや不快感、オフィス環境の不満について企業としての対策を検討する際の参考にしたい。














