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職場に迷惑がかからなければ8割超が「子連れ出勤したい」 freee調査

2025.07.22

フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔、以下「freee」)は、小学生の子どもを持つ全国の共働き世帯の既婚者958名を対象に実施した子連れ出勤に関する調査データを公開。「小学生の夏休み問題」に対して子連れ出勤が解決策のひとつになると提言した。

調査概要

調査期間:2025年7月3日~2025年7月7日
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:小学生の子どもを持つ全国の共働き世帯の既婚者(25歳~45歳)
回答者数:958名
出典元:freee、子連れ出勤に関する調査データを公開 子連れ出勤が「小学生の夏休み問題」の解決策の一つになることが判明(フリー株式会社)

夏休みに子どもの預け先が見つからないことが仕事に影響

夏休みに子どもの預け先が見つからないことが仕事に影響

本調査では67.3%(645名)の人が、お盆の時期を含む夏休み期間中に子どもの預け先が見つからず困った経験があると回答した。さらに、その結果「仕事を休んだ(364名)」「時間単位の有給休暇などを取得した(330名)」と回答した人が半数を超えており、自身の仕事に影響が出る状況に陥っていたことがわかった。

なお本調査では、小学生の子どもを職場に連れてくる「子連れ出勤」について「利用してみたい(33.0%)」「利用を検討したい(35.4%)」が合わせて68.4%と、7割近い人が前向きな回答をしている。一方で、86.4%が子連れ出勤について「職場に迷惑がかかるのではないか」と不安を感じていることも明らかになった。

子連れ出勤への環境整備やサポート体制の充実を求める声

子連れ出勤への環境整備やサポート体制の充実を求める声

続いて本調査では、「職場に迷惑がかかるのではないか」という不安を「強く感じる」または「やや感じる」と回答した823名に「もし職場に迷惑がかからないような環境やサポート体制が整っていれば、子連れ出勤を利用したいと思いますか?」と質問。その結果「強くそう思う(37.4%)」「ややそう思う(47.8%)」と、合わせて85.2%が利用を望んでいることが判明した。

また、夏休み期間中、特にお盆時期の子どもの預け先のニーズについては「子連れ出勤時に子どもが安全に過ごせる環境整備(例:子連れ出勤者専用スペース、安全対策など)」や「子連れ出勤を許可する制度やルールの明確化」など、子連れ出勤に対しての環境整備やサポート体制の充実さを求める声が上位に挙げられた。

まとめ

本調査では、小学生の子どもが夏休み期間中に遊んでいる場所として「祖父母宅」「学童保育」「自宅(保護者が在宅勤務中)」といった回答が「近所の公園や児童館」の2倍以上だった。特定の預け先に頼っている現状も、明らかになっている。

こうした状況の中、本調査では「預け先」に関するサポートよりも「子連れ出勤」に関する環境整備を望む声が多く挙げられた。長期休暇中に子どもを職場に連れて来れることで、安心して働ける共働き世帯が増える可能性が示唆されたと言えるだろう。

同社は昨年から、従業員が子どもと一緒に出社する「子連れ出勤施策」に取り組んでいる。執務スペースではなくオープンスペースで、子どものそばで業務に取り組むことができる。実施にあたっては、セキュリティや法律周りを中心に社内の専門家チームとも協力しているという。同社の導入実績を、ぜひ自社での施策の参考にしたい。