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睡眠に悩みを抱える労働者は9割超「睡眠のための対策」は? LG Display調査

2025.07.31

ディスプレイメーカーのLG Display Co., Ltd.は、全国の20代~50代の働く男女649名を対象に「睡眠とブルーライトに関する調査」を実施。睡眠の悩みや平均睡眠時間、睡眠のために気を付けていること、ブルーライト対策、テレビ・スマートフォン・パソコンの使用時間などについて明らかにした。

調査概要

調査方法:WEBアンケート調査
調査テーマ:「睡眠とブルーライト関する調査」
調査対象者:全国の働く20代から50代の男女 649名
調査期間:2025年7月3日~2025年7月4日
調査主体:LG Display Co., Ltd.
調査機関:ノウンズ株式会社
出典元:LG Display Co., Ltd.
※グラフの構成比は小数点以下第2 位で四捨五入しているため、合計しても100にならない場合がある

9割超が睡眠に悩み「寝ても疲れが取れない」との声

9割超が睡眠に悩み「寝ても疲れが取れない」との声

本調査ではまず「睡眠に悩みがあるか」を質問。その結果「悩みはない(6.8%)」という回答は1割未満。9割以上の人が「悩みがある(93.2%)」と回答した。具体的な悩みの内容は「寝ても疲れが取れない(15.6%)」「中途覚醒(11.9%)」「寝つきが悪い(10.2%)」などが挙がっている。

「良質な睡眠のために気を付けていること」を訪ねた設問でも「特に意識していることはない(6.5%)」と回答した人は少数派という結果に。睡眠のための対策をしている人が圧倒的多数。その方法としては「適度な運動を行う(25.0%)」「湯船につかる(22.4%)」「決まった時間に起床・就寝する(22.2%)」「カフェイン摂取を控える(19.6%)」が上位に挙がった。

ちなみに、本調査での1日あたりの睡眠時間の平均は「6時間19分」。中央値は「6時間」だった。

ブルーライト対策 実施しているのは約4割

ブルーライト対策 実施しているのは約4割

同社は「睡眠のために気をつけていること」について「ブルーライトカット機能のある眼鏡を使用する(9.7%)」「TVやモニターに搭載されているブルーライトカットモードを使用する(8.9%)」にも一定数の回答が集まっていることに注目している。

ブルーライトと睡眠との関連性については「よく知っている(16.6%)」「ある程度知っている(26.0%)」「聞いたことがある(30.8%)」と、7割を超える人が何らかの知識を持っていた。一方で、ブルーライト対策を実施している人は39.9%と約4割にとどまっている。

続いて同社は、対策としてブルーライトカットメガネを使用している人を対象に、使用シーンを質問。「常時使用(22.1%)」は約2割にとどまり「仕事やPC作業中(41.0%)」「スマートフォン・タブレット等を見ている時(39.4%)」などに着用する人が多いことがわかった。

まとめ

多くの人が睡眠に悩みを抱えており、良質な睡眠をとるためにさまざまな対策を実施していることがわかった。平均睡眠時間が推奨されている7〜8時間よりも短い、6時間程度となっていることも含めて「睡眠の質と量を向上すること」に異論を唱える人はいないだろう。

企業として、従業員の睡眠をサポートすることは生活の質の上昇だけでなく、生産性の向上も期待できる。厚生労働が良質な睡眠の確保を支援する関係者等を対象者として、睡眠に係る推奨事項や参考情報をまとめているので、併せて参考にしたい。

参考:睡眠対策(厚生労働省)