求職者が読みたいのは「一緒に仕事をすることになる人」の話　アイデム調査

総合人材情報サービスの株式会社アイデム（本社：新宿区新宿、代表取締役社長：椛山亮）は、2025年6月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施した。

調査概要

調査対象：総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2025年6月1日～6月30日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法：インターネット調査
調査主体：株式会社アイデム
調査期間：2025年6月2日～7月5日
有効回答：683名
出典元：https://www.aidem.co.jp/company/topics/data/20250804/index.html（株式会社アイデム）
※調査結果は四捨五入のために合計が100％にならない場合がある

求職者が本当に読みたい従業員インタビューは？

本調査では 、求人の応募者に「求人広告に掲載される従業員インタビューは、どんな人の話が読みたいか」を質問。全体で最も多かったのは「一緒に仕事をすることになる人（49.0％）」で、「パート・アルバイトで働く人（45.8％）」「自分と同年代の人（31.3％）」と続いた。

応募者が希望する雇用形態別にみると「パート・アルバイトで働く人」のインタビューはパート・アルバイトを希望する人からの支持が多かったが、正社員からは1割ほどとなった。また「中途入社した人」のインタビューは正社員希望者の23.2％が支持し、パート・アルバイト希望者よりも多い割合を示している。

続いて年代別の分析では、「30代以下」はほかの年代よりも回答個数の平均が少ない結果に。同社は「いろいろな人のインタビューを読みたい、という意識はあまり多くない」と分析している。また「40代」ではほかの年代より「人事担当者、採用担当者」や「店長・上司になる予定の人」のインタビューを読みたいと考えている人が多かった。

雇用形態別「求人に応募した理由」

次に、パートまたはアルバイト雇用を希望する人に「自身が応募した求人を選んだ理由」を質問。「自宅から通いやすいから（47.5％）」「希望の勤務時間数・日数が選べるから（40.2％）」「希望の勤務時間帯だから（36.7％）」という声が集まった。

正社員希望の場合は「希望する仕事内容だから（34.7％）」「自宅から通いやすいから（33.7％）」「能力や経験を活かした仕事ができそうだから（28.4％）」との声が多い。また、「雇用形態転換制度（正社員⇔パート等）があるから」「業績が好調だから」には女性が高い割合を示し、性差があることもわかった。

まとめ

自分と同じ属性を持つ従業員のインタビューを読みたい、と考える求職者が多いことが明らかになった本調査。求人のターゲット層が関心を抱く属性の、従業員インタビューを掲載することの有効性を証明したといえる。

求人に応募した理由も、希望する雇用形態や性別によって重視する項目が異なることも判明。本調査結果は自社が求めている人材に届きやすい求人情報を届ける工夫が、採用の成功につながることが可視化されたといえる。