働く女性の3割が「夏季休暇なし」過ごし方は二極化 キャリアデザインセンター調査
株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区、代表取締役社長兼会長:多田弘實)が運営する女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は、働く女性304名を対象に「夏季休暇」についてアンケートを実施した。
調査概要
調査内容:第112回「今年の夏休み、どう過ごす?」 / データで知る「女性と仕事」
調査期間:2025年6月26日~7月7日
有効回答数:304名
調査対象:女の転職type会員
調査方法: Web上でのアンケート
出典元:今年の夏休み、どう過ごす?(株式会社キャリアデザインセンター)
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合がある
夏季休暇「取得しない・できない」が最多 4人に1人は「帰省したくない」と回答
本調査ではまずはじめに、夏季休暇の有無と取得予定日数について質問。その結果「取得しない・取得できない(31.3%)」が最多という結果だった。取得する人は「4〜5日(22.9%)」「2~3日(21.9%)」が約4割を占めており、「1週間半程度(4.5%)」「2週間以上(1.0%)」と1週間以上の夏季休暇は少数派であることがわかった。
続いて夏季休暇を取得する人に、過ごし方について質問。上位には「旅行(28.8%)」「特に何もしない(27.7%)」「帰省(25.7%)」が並び、夏休みの過ごし方が二極化していることがうかがえる。
また、長期休みに実家に帰省したいと思うかをたずねた項目では「積極的に帰省したい(31.1%)」「予定があえば帰省したい(44.6%)」と合わせると、75.7%が帰省に前向きな回答を寄せている。一方で「あまり帰省したくない」「帰省したくない」は合わせると24.3%になり、約4人に1人は長期休みの帰省を望んでいないことが明らかになった。
規制したくない理由としては「親や親戚に気を遣う(57.4%)」「交通費が高い(45.9%)」「遠方で移動が大変(36.1%)」などが目立った。
まとめ
本調査では夏季休暇について「取得しない・できない」という人が一定数いること。夏季休暇を取得する人の過ごし方も「旅行・帰省」と「特に何もしない」の二極化の傾向がみられた。
遠方に出かけてアクティブに楽しみたい人も、自宅でゆっくりとした時間を過ごしたい人も、そういった自由な時間を持つことが仕事へのモチベーションにもつながってくる。従業員がリフレッシュする時間を確保できる、休暇制度や休暇を取得しやすい職場環境づくりは人材確保の面からも欠かせない。働く女性女性ならではの声が可視化された本調査の結果を、制度づくりや見直しに役立てたい。














