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リモートワーク、3人に1人が「子育てに好影響」 LASSIC調査

2025.08.14

株式会社LASSIC(本社:東京都港区、代表取締役社長:若山幸司)が運営するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は『リモートワークと子育て』というテーマでアンケート調査を実施した。

調査概要

調査期間:2025年4月8日〜4月16日
調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1,003名
調査方法:インターネット調査
出典元:株式会社LASSIC

リモートワークがもたらした子育てへの影響「家事分担の見直し」が最多

リモートワークがもたらした子育てへの影響「家事分担の見直し」が最多

本調査ではまずはじめに「リモートワークによって「子育て」にどんな影響がありましたか? またはありそうですか?(複数回答可)」と質問。全体の32%が「影響があった」と回答したことが明らかになった。

具体的な影響については、総じてポジティブな影響があった・ありそうだと回答する人が多い。なかでも「家事の方針や役割分担について改めて相談した」を挙げる人が最も多く、対話が生まれるきっかけとなっていることがうかがえる。

そのほか上位には「役割分担によって自分の時間(趣味や休憩に使える)が増えた」「子どもとの会話が増えた」「夫の(妻の)、育児に携わる時間が増えた」といった回答が挙がっている。同社は「役割分担の見直しによる影響が大きい」と推察している。

男女の視点で違う「家庭参加」の在り方

男女の視点で違う「家庭参加」の在り方

さらに、具体的な影響について男女別に回答を集計。視点の違いによってふたつの「家庭参加」の在り方がみえたという。

まず「役割分担によって自分の時間(趣味や休憩に使える)が増えた」という回答は、男性の方が高い割合を示している。一方、女性は「役割分担によって自分の時間(趣味や休憩に使える)が増えた」という回答は、全体でのアンケート結果より一段落ちた結果となっている。

また男性の回答には家事や子供、近所づきあい、夫婦のことが並び、家庭という場全体への目線を向けている様子がみられた。一方、女性の上位回答には、子供との関係性にフォーカスした項目が並ぶ結果となった。

まとめ

リモートワークが子育てにもたらす影響を、具体的に可視化した本調査。夫婦が子育てをしながら同じ空間で過ごす時間が増えることで、ポジティブな影響を受けている人が多いことがわかった。特に大きな影響として、夫婦間での対話のきっかけとなっていることがあるようだ。

もちろん、リモートワークが家庭内の全ての問題を解決するというわけではない。しかし夫婦の対話の機会が増えることで、問題そのものについて意識を共有しやすくなる。

子育て世代が働きやすい環境を整備することの重要性は、多くの企業が実感していることだろう。子育て世代が働きやすい、ということはすべての人の働きやすさにもつながる。出社回帰傾向が強まりつつあるが、リモートワークは子育てや介護などの事情に寄り添える選択肢のひとつ、といえるだろう。