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「夏休みの宿題ギリギリ」の習慣は大人になっても変わらない? ミズカラ調査

2025.08.27

認知科学に基づくコーチングを法人・個人に提供する株式会社ミズカラ(本社:東京都千代田区、代表取締役 山宮健太朗)は、このたび25歳~59歳の既婚男女500名を対象とした「夏休みの宿題とビジネス書類の着手タイミングの相関」に関する意識・実態調査を実施した。

調査概要

調査名:「夏休みの宿題とビジネス書類の着手タイミングの相関」の調査
調査対象:25~59歳男女 既婚・有職者 500名(全国)
調査期間:2025年7月30~ 7月31日
調査方法:インターネット調査
出典元:株式会社ミズカラ

「夏休みの宿題がギリギリだった」人は、大人になっても会議準備がギリギリ?

「夏休みの宿題がギリギリだった」人は、大人になっても会議準備がギリギリ?

本調査では働くパパママ世代に対し「会議資料はいつ準備完了しますか?」と質問。学生の頃、夏休みの最終週に駆け込みで宿題を片づけていた人は、1週目から計画的にコツコツやっていた人と比べて「会議前ギリギリに準備する」割合が8.3倍(コツコツ派:2.8%/駆け込み派:23.3%)という結果だった。

コツコツ派の人は、会議の3日以上前に準備が完了するという回答が5割を超え、2日前までに完了する人は8割。一方、駆け込み派の人は2日前までに完了している人が5割未満だった。

8割の人が改善に失敗 成功した人がとった方法は?

8割の人が改善に失敗 成功した人がとった方法は?

また「これまでの人生で時間配分のクセについて改善しようとしたことはありますか?」との設問で「改善に成功した」と回答した人は、わずか21.2%だった。

同社は時間配分のクセを改善しようとした方法についても調査。その結果「コーチやメンターをつけた」と回答した人が、改善に成功した人じは14.2%と、改善に失敗した人の5.0%よりも10pt近く多かった。反対に「スケジュール管理ツールを利用した」と回答した人は、改善に失敗した人のほうが10pt近く多い。ツールを導入したことで「解決した気になってしまいやすい」と推察される。

「自分の中で心がける努力をした」と回答が、成功した人では73.6%と、失敗した人(50.3%)よりも高い割合だった。これらの結果から同社は「改善に成功した人は、そもそも強い意志を持って自分を変えている」と考察している。

まとめ

「学生時代に夏休みの宿題をどうやって済ませていたか」ということが、大人になってからの仕事の進め方につながっていることが明白になった本調査。改善に成功した人も約2割いるものの、多くの人が当時の習慣を持ったまま社会に出ている。こうした「ギリギリ」のクセを持つ人の改善には「変わろうという本人の意思」が大きく、反対にツールの導入やサポートは万能薬とはいえないようだ。

資料の提出や手続きの締め切りが守られない、といったことにバックオフィスは悩まされがちだ。対応や改善のための施策の参考に、本調査を役立てたい。