掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

「仕事とプライベートの認識」世代間の差は? 識学調査

2025.08.28

株式会社識学(本社:東京都品川区、社長:安藤広大)は「仕事とプライベートに関する認識調査」の結果を発表した。働く人がどちらを優先しているのか、それによって双方にどのような影響が及んでいるかを明らかにしている。

調査概要

実施会社:株式会社識学
調査対象:全国の20歳~59歳の会社員・公務員
有効回答数: 1000サンプル
調査期間:2025年5月23日~5月27日
調査方法:インターネット調査
出典元:仕事とプライベートに関する認識調査(株式会社識学)
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しているため、数字の合計が100%とならない場合がある

65.9%が「プライベート」を優先 満足度から見る相互補完関係

65.9%が「プライベート」を優先 満足度から見る相互補完関係

「仕事」と「プライベート」の認識を調べた本調査。「あなたは仕事とプライベートどちらを優先していますか」との質問に「プライベートを優先している(33.0%)」「ややプライベートを優先している(32.9%)」と、6割を超える人が回答。特に「20代(188人/75.2%)」が最も高い割合を示し、最も低い回答割合となったのは「50代(151人/60.4%)」だった。

続いて「仕事」と「プライベート」の満足度をそれぞれ4段階で質問。その結果「仕事」「プライベート」共に、満足傾向が高いことが明らかになった。さらに「仕事」の充実が「プライベート」の充実に、そして「プライベート」の充実が「仕事」の充実につながると回答した人は、いずれも6割を超えた。一方で「仕事」と「プライベート」を「分けている」という回答する人も約8割に及んでおり、相互に影響し合う関係にありながらも、捉え方としてはしっかり「分けている」ことが浮き彫りになった。

プライベートを充実させるために必要なものとしては「経済的な余裕(55.7%)」「柔軟な働き方(32.9%)」「残業削減(26.9%)」「上司や同僚の理解(20.8%)」など、仕事に関する項目が一定の割合で回答を集めている。

まとめ

本調査結果を見ると、多くの人が「仕事かプライベートか、どちらかを優先し、どちらかを犠牲にする」という考えではないことがわかる。仕事とプライベートは明確に分けて捉えながらも、それぞれの充実が互いに影響をもたらすと実感しているようだ。

従業員の生産性やエンゲージメントの向上に向けても「仕事」か「プライベート」のどちらか一方を支援するのではなく、「双方を充実させるための取り組みの充実」がポイントになる、といえそうだ。