LINEヤフーが防災特設サイト公開 Yahoo!検索で災害リスク確認
LINEヤフー株式会社は9月1日の「防災の日」にあわせ、特設サイト「9.1防災の日 #災害に備える 2025(以下:特設サイト)」を公開した。
「ハザードマップ」検索で災害リスクを確認
同社は2025年8月に防災意識調査を実施。災害への備えとして重要な「ハザードマップの確認」について、直近1年以内に実施した人が16.6%にとどまったという。認知しながらも実際の行動に結びついていない実態があるようだ。
今回、同社は防災について「知る」から「行動」へ促すことを目的に、特設サイトをリニューアルし「Yahoo!検索」の検索窓を追加した。特設サイト内から「ハザードマップ」と検索すると、自宅や職場などの周辺の浸水や土砂災害、津波の災害リスクが確認できる。「各種防災情報とあわせて活用することで災害リスクを事前に把握し、災害発生時に迷わず行動できる『行動防災』の普及を推進する」とコメントしている。
また日常的な備えを促す取り組みとして、プレゼントキャンペーンの実施も発表。LINEヤフーが提供するユーザー体験型の防災コンテンツ「スマホ避難シミュレーション<水害編>」の参加者を対象に、ポータブル電源や防災リュックなど、非常時から日常使いまで役立つ防災グッズを抽選で合計100名に進呈する。
「スマホ避難シミュレーション<水害編>」は、自宅や職場から避難場所まで、実際に歩く状況をスマートフォン上で擬似体験する防災コンテンツ。ルート上の浸水リスクや所要時間、危険箇所を事前に確認できるという。複数のルートを比較して安全性の高い経路を選択できるため、災害発生時に迷わず行動できる力が養われる。
出典元:「知る」から「動く」へ。「9.1防災の日 #災害に備える 2025」特設サイト公開 Yahoo!検索で「ハザードマップ」を確認(LINEヤフー株式会社)
まとめ
2025年も各地で大雨による大規模な河川氾濫や土砂災害が発生しており、防災意識の向上と迅速な避難行動の重要性を改めて感じた人も多いだろう。
災害発生時、まちの景色は普段と大きく変化する。いざ避難しようと思っても、普段通りの経路では避難所に辿り着けないということも少なくない。自宅や職場、そして避難所までの経路上にどのような災害リスクが潜んでいるか、事前に把握することは安全な避難行動や防災対策において不可欠だ。
職場での防災対策のひとつとして、ハザードマップによる「災害リスクの見える化」に取り組むことはもちろん、避難訓練への活用も検討したい。国土交通省ではハザードマップの利活用事例についても紹介している。併せて参考にしてほしい。
参考:水害ハザードマップの利活用事例集(国土交通省)














