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職場の服装「カジュアル化」進むも「面談相手の服装が気になる」 カウネット調査

2025.09.12

株式会社カウネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮澤典友)は、コミュニティサイト「カウネットモニカ」会員1089名を対象に「仕事の服装、身だしなみについて」と題した調査を実施。働き方の多様化が進む中で、職場における服装や身だしなみに対する意識などを明らかにした。

調査概要

調査テーマ:「仕事の服装、身だしなみについて」の意識調査
調査期間:2025年7月11日~7月17日
調査対象:「カウネットモニカ」会員の中から全国の男女合計1089名
調査方法:インターネット調査
出典元:仕事の服装、身だしなみについての意識調査を実施(株式会社カウネット)

職場での服装「カジュアル系」が約9割

職場での服装「カジュアル系」が約9割

本調査ではまずはじめに、職場で仕事をしているときの服装のテイストについて質問。最も頻度が高い服装として「カジュアル(43.7%)」「オフィスカジュアル(33.2%)」「ビジネスカジュアル(12.8%)」と、カジュアル系の回答が全体の約9割を占めたという。

また、職場で多く見られる服装についても「カジュアル(50.2%)」が最多で、5年前(40.6%)よりも約10ポイント増加したという。「オフィスカジュアル(36.7%→46.2%)」「ビジネスカジュアル(25.1%→32.8%)」でも増加傾向が見られており、5年前よりもカジュアル化が進行していることが明らかになった。一方で「ビジネス(28.2%→26.3%)」は微減にとどまっており、一定数を維持している。

相手の服装への意識 状況により違い

相手の服装への意識 状況により違い

続いて本調査では、取引先や面談相手の服装・身だしなみが気になるかをシーン別に質問。その結果「リアル面談」では約7割が相手の服装が気になると回答したという。ただし「こちらから訪問(気になる:28.3%)」と「相手が来訪(気になる:23.1%)」とで、やや差があった。さらに「オンライン会議」では「あまり気にならない(26.0%)」が最多で、気にならないとの回答が約半数を占めたという。

具体的に気になる服装としては「短パン(70.1%)」「肩がでるようなノースリーブ(59.6%)」「ミニスカート(53.9%)」「柄ありTシャツ・ジャケットなし(37.8%)」が多く挙げられている。

約半数が服装の「カジュアル化・多様化が広がっている」と回答

約半数が服装の「カジュアル化・多様化が広がっている」と回答

また本調査では、5年前と比べた職場の服装の変化について「カジュアル化・多様化が広がっている(54.4%)」との回答が過半数に達したことも明らかになった。

職場での服装がカジュアル化・多様化していると感じる理由としては「働き方の変化(個の尊重等意識面の変化)(64.6%)」「働き方の変化(在宅勤務等ハード面の変化)(54.8%)」「気候変動(54.1%)」といった声が多いようだ。

なお、職場の服装のカジュアル化・多様化が仕事における個人の意識に与えた影響については「動きやすくなったことで、生産性が上がった(32.6%)」「緊張感がなくなった(19.2%)」「服装に悩むことが増えた(13.1%)」「気持ちが前向きになり、生産性が上がった(12.2%)」との声が寄せられている。

まとめ

職場の服装についてカジュアル化が進んでいる実態が明らかになった。その一方で、過度なカジュアルさや露出に対しては「気になる」との声が多く、一定のフォーマル感を求める意識が強いこともわかった。

本調査では服装の変化でポジティブな影響があったという声が寄せられており、職場の服装について自由化が進むこと自体には大きな問題はないと考えられる。しかし、多様化が進む中だからこそ、相手への配慮を大切にしたいところ。服装の自由化を進めるにあたっては、同時に社内で基準を設けることも必要だろう。