勤怠管理システム導入「データ移行に課題」約40% スマートキャンプ調査
スマートキャンプ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:林詩音)が運営するSaaS比較サイト「BOXIL(ボクシル)」は、勤怠管理システムを導入・運用している企業担当者735名を対象にアンケート調査を実施。勤怠管理システム導入・運用における具体的な課題や失敗要因を明らかにした。
調査概要
タイトル:勤怠管理システム導入後の課題に関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:20〜60代 735人
調査期間:2025年8月1日〜8月12日
調査主体:BOXIL
出典元:【735人調査】勤怠管理システムの失敗理由TOP5 | 原因と後悔しないための選び方(スマートキャンプ株式会社)
※本アンケート結果は小数点以下2桁を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある
最大の課題「データ移行」の対応策は?
本調査では勤怠管理システム導入後の課題について質問。その結果「旧システムからのデータ移行の大変さ(42.2%)」「他システムとの連携の難しさ(34.0%)」「費用が想定より高い/ 費用対効果が見えにくい(32.0%)」との回答が上位に並んだ。そのほか「従業員が操作方法を理解しづらい(23.4%)」「バージョンアップや保守が困難になった(21.5%)」といった回答も20%を超えており、多くの企業において複数の課題を抱えている様子がうかがえる。
続いて、勤怠管理システム導入時の課題に対する対応を複数回答可で質問。その結果「アップデートを適用した機能追加(31.0%)」「システムの全面的な乗り換え(29.9%)」「カスタマイズや設定の変更(29.3%)」との回答が多く寄せられた。
さらに、勤怠管理システム導入に失敗した企業を対象に、乗り換え先選定時に重視するポイントを複数回答可で質問。「導入・運用コストと費用対効果のバランス(35.9%)」「旧システムからのデータ移行のしやすさ(34.1%)」「API・CSVデータとの連携のしやすさ(23.9%)」に重点を置く人が多いことがわかった。
まとめ
勤怠管理システムの導入後に「データ移行」や「他システムとの連携」に関する課題を感じた人が多くいることが明らかになった。これらが上手くいかなかった場合、給与計算業務への支障をきたす可能性もあり、担当者には大きな負担となるだろう。
実際にそうした課題への対応として、システムの全面的な乗り換えを行ったとの回答も約3割に及んでいる。勤怠管理システムの導入においては、上記のような問題が発生しないか、慎重に選定を進める必要がありそうだ。














