20代正社員の過半数が「上司の熱意不足で意欲が下がる」 ジェイック調査
株式会社ジェイックは、運営する就職支援サービスを利用して正社員就職した20歳~29歳を対象に「“上司の熱意”が仕事のモチベーションに与える影響」に関するアンケート調査を実施した。
調査概要
調査名称:「“上司の熱意”が仕事へのモチベーションに与える影響」に関するアンケート調査
調査対象:当社の就職支援サービスを利用して正社員就職した20~29歳の方
調査機関:株式会社ジェイック調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2025年5月13日~8月8日
回答者数:118名
出典元:【調査】20代正社員に「“上司の熱意不足”が仕事のモチベーションに与える影響」を調査(株式会社ジェイック)
熱意不足な上司がいることによる影響は?
本調査ではまずはじめに「職場の上司に仕事への熱意が感じられない場合、あなたの仕事の意欲は下がりますか?」と質問。その結果「とても下がる(16.1%)」「やや下がる(42.4%)」と、合わせて58.5%もの人が「下がる」と回答した。
続いて仕事への意欲が「とても下がる」「やや下がる」と回答した人を対象に「上司のどのような行動が、あなたの仕事への意欲を下げますか?あてはまるものをすべて選択してください」と質問。回答の上位には「指示が雑で、部下の育成に意欲がみられない(73.9%)」「チームや部下の意見に耳を傾けない(56.5%)」「仕事への責任感が感じられない(55.1%)」が並んだ。
上司の熱意不足は、業務効率の低下にもつながる
さらに「職場に仕事への熱意が感じられない上司がいることで、どのような影響があると思いますか?あてはまるものをすべて選択してください」と質問。「業務効率が低下する(68.1%)」との回答が最多となった。次いで「職場の雰囲気が悪くなる(66.7%)」「チームワークが悪化する(62.3%)」「自身の仕事へのモチベーションが下がる(62.3%)」が続く結果となった。
まとめ
本調査で上司個人の問題であるはずの「熱意不足」が若手の意欲低下やチーム全体の生産性低下、さらにはエンゲージメントの低下の原因となる可能性があることが可視化された。
同社は調査結果を受けて「人手不足から上司がプレイングマネージャーとして多忙となっていることにより、上司の熱意が若手に伝わりにくくなっている可能性」を指摘。管理職層に対する教育を充実させ、上司の熱意が若手に伝わる環境を整備する必要があると提言している。人手不足がもたらす可能性のある課題のひとつとして、意識的に対策に取り組んでいきたい。














