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管理職に「なって良かった」と感じること1位は「意思決定への関与」 ALL DIFFERENT調査

2025.09.18

ALL DIFFERENT株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®︎」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®︎は、5月20日~7月17日の期間に管理職531名を対象とした「管理職意識調査」を実施。「管理職になって良かったこと」にフォーカスし、管理職の属性ごとに回答を比較分析した結果を公表した。

調査概要

調査対象者:同社が提供する管理職向け研修の受講者
調査時期:2025年5月20日~7月17日
調査方法:Web・マークシート記入式でのアンケート調査
サンプル数:531名
出典元:“管理職になって良かった”と感じること、1位「意思決定に関与できる」、2位「裁量が増える」。3位の「収入の増加」を上回る| ニュースリリース |組織開発・人材育成(ALL DIFFERENT株式会社)

管理職になって良かったこと「意思決定に関与できるようになった」

管理職になって良かったこと「意思決定に関与できるようになった」

本調査では課長クラス以上の管理職(以下「管理職」と記載)に対し、管理職になって良かったと感じることについて質問。その結果「意思決定に関与できるようになった(51.5%)」「仕事の裁量が増えた(48.2%)」「収入が増えた(46.8%)」が回答の上位に並んだ。

そのほか「部下の成長や成功を喜べるようになった(42.0%)」「経営視点が養われた(41.2%)」も4割を超えている。また「良かったと感じることはない(5.0%)」との回答割合は非常に低く、95.0%が「なって良かった」と感じていることがわかった。

男性は「意思決定に関与」女性は「収入の増加」がトップ

男性は「意思決定に関与」女性は「収入の増加」がトップ

次に本調査では、管理職になって「良かったこと」を男女で比較。回答傾向に差がみられた。男性の上位回答は「意思決定に関与できるようになった(53.2%)」「仕事の裁量が増えた(49.5%)」「収入が増えた(45.1%)」だった。一方、女性は「収入が増えた(55.9%)」「意思決定に関与できるようになった(44.1%)」「仕事の裁量が増えた(42.4%)」「部下の成長や成功を喜べるようになった(42.4%)」の順となっている。

男女での差が最も大きかったのは、12.7pt差の「新しい挑戦の機会を得られた(女性:39.0%/男性:26.3%)」。また「収入が増えた」についても女性が10.8pt高かった。「チームを先導できるようになった」は、女性の23.7%に対し男性は10.0pt高い33.7%となっている。そのほか、男性の回答割合が高かったのは「意思決定に関与できるようになった(9.1pt差)」「仕事の裁量が増えた(7.1pt差)」だった。

まとめ

意思決定への関与が「管理職になって良かった」と感じる、大きなポイントになっていることがわかった。本調査では上記のほかに経験年数や役職などのステージごとにも分析を実施。全ステージを通じて「意思決定に関与できるようになった」が上位にランクインしたことも報告されている。また「管理職になって良かったと感じることはない」と回答する人はごくわずかだった。

働き方の多様化は、マネジメントの在り方の多様化も含んでいる。そうした変化の流れの中で、管理職の負担感について議論が交わされることも少なくない。管理職が何にやりがいを感じているかを知ることで、管理職のモチベーションをさらに高めるために必要なことも見えてくるだろう。