Z世代の半数「上司の正論」を人格否定ととらえる? ペンマーク調査
大学生向け学習管理SNS「Penmark」を運営する株式会社ペンマーク(本社:東京都目黒区、代表取締役:横山直明)と「退職代行モームリ」を運営する株式会社アルバトロス(本社:東京都品川区、代表取締役:谷本慎二)は、全国のZ世代の若手社会人316名を対象に「Z世代と上司のコミュニケーションに関する実態調査」を共同で実施した。
調査概要
調査名:Z世代と上司のコミュニケーションに関する実態調査
調査対象:20~29歳の若手社会人
有効回答者数:316名
調査方法:自社調査
出典元:Z世代と上司のコミュニケーションに関する実態調査(株式会社ペンマーク)
Z世代が望むフィードバックは「サンドイッチ型」
本調査では、Z世代の若手社会人に「仕事のミスや改善点を指摘される際、どのような伝えられ方であれば前向きに受け止められると思いますか。(複数回答)」と質問。上司からのフィードバックをどのように受け止め、どのような伝え方を求めているかが明らかになった。
まず、Z世代が最も求めるフィードバックは「サンドイッチ型」で約6割と高い割合を示した。肯定的な評価から入ることで、指摘を前向きに受け止めたいと考える傾向が強いことがうかがえる。また、「感情的にならず、事実(ファクト)ベースで話してくれる」という回答も半数以上を占めた。とはいえ、それだけでは不十分で「伝え方の形式」への配慮も重要視されているという。伝え方によっては「冷たい」「突き放されている」と感じるケースがあるようだ。
さらに本調査では「人格と行動を切り離して伝えてくれる」を5割が希望した点に注目。上司の伝え方によっては「正しい指摘」であったとしても「人格否定」と受け取られるリスクがあるという。
まとめ
若手社員の多くがサンドイッチ型やファクトベースのフィードバックを望んでいることが明らかになった。さらにそこには「伝え方」への配慮を求める人が多い。例え、正しい指摘であっても伝え方次第では若手社員のモチベーションの低下や、ハラスメントと受け止められる結果となりかねないようだ。
両社は本調査結果を受けて「この背景には、SNSネイティブであるZ世代が、常に他者からの評価に晒される環境で育ってきたという特性があります。彼らは、個人の尊厳が守られ、建設的な対話が保証される環境で初めて、指摘を前向きな成長機会として受け入れることができます」とコメントした。
若手社員の離職防止、モチベーション向上に向けて「上司側のフィードバックスキルを高めることがより必要になっている」といえるだろう。











