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2026年卒学生5人に1人以上が「複数社の内々定を保有」 学情調査

2025.09.24

株式会社学情(本社:東京都中央区)は、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「内定承諾」についてインターネットアンケートを実施。10月は多くの企業が2026年4月入社の「内定式」を行う。内定式を直前に控えた今、内々定の保有状況や内々定獲得後の就職活動の状況について調査した。

調査概要

調査期間:2025年8月20日~2025年9月2日
調査機関:株式会社学情
調査対象:スカウト型就職サイト「Re就活キャンパス(※2025年3月1日より、あさがくナビからブランドリニューアル)」へのサイト来訪者
有効回答数:275件
調査方法:Web上でのアンケート調査
出典元:8月下旬~9月初め時点で、5人に1人以上が複数社の内々定を保有。 「まだ迷っている」「各社の内定者懇親会に参加してから判断したい」の声(株式会社学情)
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある

複数の企業の内定を保有する学生が22.8% 3割超が就活を継続

複数の企業の内定を保有する学生が22.8% 3割超が就活を継続

本調査ではまずはじめに、内々定を保有している学生に社数をたずねた。その結果「1社」と回答した学生は77.0%で「2社(9.8%)」「3社(6.1%)」「5社以上(4.9%)」という結果に。複数社の内々定を保有している学生は、計22.8%だった。複数社の内々定を保有している理由としては「まだ迷っているから」「比較のため」「各社の内定者懇親会に参加してから辞退するか判断したい」といった声が挙がった。

続いて、内々定獲得後の就職活動について質問。その結果「内々定承諾をし、就職活動を終了した(66.8%)」が大半を占めたことがわかった。一方で「内々定承諾をした上で、就職活動を継続した(22.1%)」「内々定承諾を保留し、就職活動を継続した(11.1%)」という回答もあり、約3人に1人が内々定獲得後も就職活動を継続したことが明らかになった。

内々定獲得後も就職活動を継続した理由としては「就職活動で後悔したくないから(71.6%)」「志望している企業の選考予定が入っていたから(38.3%)」「内々定を得た企業に決めて良いか分からなかったから(32.1%)」「内々定先に納得していなかったから(24.7%)」などが上位に挙がっている。

まとめ

内定式を前に、複数社の内々定を保有する学生も多い現状が浮き彫りになった、本調査。内々定を通知した企業としても、まだ安心できない状況にあるといえるだろう。一方、就活を継続する学生からは、内々定先への不安の声も挙がっている。

本調査結果からは内定式、そして入社式に向けて、学生らの不安を払拭する取り組みが不可欠といえる。「内定者懇親会に参加してから判断したい」という声もあるように、企業との接点の機会は学生にとっても「選考」の場であることが、今の時代のスタンダードなのだろう。