接待・会食での飲酒、約7割が「断れない」 自然食研調査
株式会社自然食研(所在地:大分県豊後高田市、代表者:佐々木 興平)は、接待や会食で日常的に飲酒する会社員と内科医を対象に「接待・会食による飲酒習慣」に関する調査を実施。接待や会食に参加する会社員は、普段よりどの程度多くお酒を飲んでおり、翌日の体調や仕事へのどのような影響を感じているのか、そして、内科医はこのような飲酒習慣についてどのように考えているのかを可視化した。
調査概要
「接待・会食による飲酒習慣」に関する調査
調査期間:2025年9月5日~2025年9月8日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査対象:調査回答時に①接待や会食で日常的に飲酒する会社員/②内科医と回答したモニター
調査人数:1003人(①501人/②502人)
調査元:株式会社自然食研
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
出典元:会社員の約7割が「断れない」!?…接待や会食による飲酒の実態を徹底調査(株式会社自然食研)
※この調査の内容は、あくまで医師を対象にしたアンケート結果の紹介であり、効果や効能を実証するものではない
会食でお酒を断れなかった経験 約7割が「ある」と回答
本調査ではまずはじめに「接待や会食の頻度や飲酒量」について、日常的に接待や会食の機会がある会社員に質問。頻度については「月に1回以下(32.5%)」「週に1〜2回(26.0%)」「月に2〜3回(23.7%)」が上位に並んだ。「接待や会食での飲酒量は、普段と比べてどう変化するか」という問いには、「かなり増える(12.4%)」「やや増える(38.1%)」を合わせると約半数が増加を実感していた。
続いて「接待や会食で断れずに飲むことはあるか」について質問。約7割が「ある(よくある:22.0%/ややある:48.7%)」と回答した。また、接待や会食が続いた場合、翌日のパフォーマンスにどのような影響があるかをたずねた項目では「眠気や倦怠感(41.3%)」「集中力の低下(34.1%)」「頭痛(27.5%)」が上位を占め、業務への影響が示唆される結果となった。
なお、接待や会食が続く際に、理想的だと思うケアについては「休肝日を設ける(39.9%)」「飲酒後に水分・栄養補給をする(39.1%)」「十分な睡眠を確保する(38.1%)」が挙げられた。
内科医の約9割が「接待や会食後の体調ケア」は「必要」と回答
続いて本調査では、内科医を対象に「接待や会食による連日の飲酒は、肝臓にどの程度負担を与えると思いますか?」と質問。その結果「とても負担を与えると思う(45.6%)」「やや負担を与えると思う(43.6%)」という回答が、約9割を占めた。さらに「接待や会食が多い方は、飲酒後の体調を整えるためにケアが必要だと思いますか?」と質問。この問いにも約9割が「とてもそう思う(45.6%)」「ややそう思う(41.4%)」と回答した。
また「接待や会食が多い方は、飲酒後の体調を整えるためのケアを意識できていると思いますか?」との質問には「しっかり意識できていると思う(39.2%)」「やや意識できていると思う(45.8%)」が約8割という結果に。「接待や会食が続く中で、ケアを行わないとどのようなリスクがあると思いますか?」との質問には「肝臓への負担が蓄積する(46.2%)」「体調を崩しやすくなる(41.6%)」「翌日に疲労や倦怠感が残る(38.1%)」といった回答が多く寄せられた。
内科医自身の「接待や会食で飲酒をする場合のケア」も質問。「休肝日を定期的に設ける(43.8%)」「飲酒後に水分・栄養補給をする(40.6%)」「肝臓ケアができるサプリメントを服用する(31.1%)」という結果だった。
まとめ
本調査では会社員の多くが、接待や会食の場において「やむを得ず飲酒をする経験を持つ」ことが明らかになった。接待や会食では普段よりも飲みすぎるケースも多く、翌日以降の業務に影響している人も少なくないようだ。
内科医への設問では、肝臓への負担に関する懸念やケアの重要性が示された。特に、接待や会食が多い業種や職種の人は、よりこまめなケアが必要といえる。接待業務がもたらす体への負担はもちろん業務への影響も小さいとはいえない。企業としても、状況の把握や対策が必要といえるだろう。














