オフィス満足度に「自然な会話」の有無が影響? GOOD PLACE調査
株式会社GOOD PLACE(旧株式会社コスモスモア、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:宮信司)は、首都圏の会社員884名を対象に「オフィスとコミュニケーションに関する調査」を実施した。
調査概要
調査内容:オフィスとコミュニケーションに関する調査
調査期間:2025年8月12日~8月15日
調査対象: 20歳~59歳の首都圏4都県勤務の会社員884名
調査手法:インターネット調査
調査主体:株式会社GOOD PLACE
出典元:株式会社GOOD PLACE「オフィスとコミュニケーションに関する調査」(2025年)(株式会社GOOD PLACE)
「自然な会話」の有無でオフィス満足度に大きな差
本調査では「あなたの職場は『自然に会話が生まれる空間』だと思いますか?」との設問に「非常にそう思う」と回答した人の約80%が、オフィスに対して肯定的(「非常に満足」または「やや満足」)な評価をしたことが明らかになった。一方で「自然に会話が生まれる空間ではない」と答えた人の57.8%が、オフィスに対して「不満(『やや不満』または『非常に不満』)」と回答している。
さらに「オフィスでの雑談・偶発的な会話による影響」について質問。その結果「情報やノウハウが得られた(39.3%)」「信頼関係が深まった(33.5%)」「ストレス軽減・気分転換になった(28.1%)」「チームの一体感が高まった(23.5%)」といった声が多く寄せられた。
また、オフィスに対して「非常に満足」と回答した人の50.5%が、オフィスでの雑談によって「アイデアや解決策が出た」と回答したことも判明。全体平均の2倍以上となったことから、同社は雑談について「単なる気分転換ではなく、業務に直結するポジティブな効果を生む機会でもある」と分析している。その一方で「雑談が多いと『疲れる』『集中できない』と感じることはありますか?」という問いに対し、51.3%の人が「非常によくある」「ややある」と回答したこともわかった。
まとめ
本調査では職場において「自然な会話」の有無がオフィス満足度に大きく影響していることが明らかになった。雑談から生まれるポジティブな効果も可視化され、コミュニケーションを促進するオフィス環境の重要性が改めて示唆されたといえるだろう。
一方で、雑談が多すぎることによってマイナスな影響を実感する人も少なくないようだ。同社は本調査結果を受けて「コミュニケーションの促進と集中できる環境の両立が重要だ」と提言している。オフィス環境の見直しや、改善の際の参考にしたい。














