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「退職意向」約6割が「伝えにくさ」を感じた経験あり NEXER調査

2025.10.02

株式会社NEXERは運営するWebサイト「キャリアバイブル」にて、退職代行に関するアンケートを実施し、結果をサイト内で公表した。

調査概要

調査手法:インターネットでのアンケート
調査対象者:全国の男女
有効回答:1000サンプル
調査日:2025年9月12日 ~ 2025年9月24日
出典元:【退職意向は伝えにくい?】約6割が、退職を考える際に退職意向を伝えにくいと感じたことが「ある」(キャリアバイブル/株式会社NEXER)
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある

退職意向「伝えにくい」と感じた経験、約6割が「ある」

退職意向「伝えにくい」と感じた経験、約6割が「ある」

本調査ではまずはじめに、自己都合で会社を退職したことがあるかを質問。「自己都合で会社を退職したことがある」のは5割以上だった。続いて、会社の退職を考える際に「退職意向を伝えにくい、と感じたことがあるか」をたずねた項目では、約6割が「ある」と回答した。その理由として、引き止められる可能性や業務への影響に関する懸念などが挙がった。

次に、退職代行サービスの利用の有無を質問。「ある」と回答した人は1.6%だった。また、「ない」と回答した人を対象に「退職代行サービスを使いたいと思ったことがあるか(当時は無かった場合も、当時そのサービスがあったら使ってみたかったと思うか)」をたずねると、合計で2割以上が、「退職代行サービスを使いたいと思ったことがある」と回答した。

さらに、会社の同僚や部下など身の回りで、退職代行サービスを利用して退職した人がいるかたずねた項目では3.7%が「いる」と回答した。退職代行サービスを利用した人を見て感じたこととしては「ブラック企業では第三者の介入が有効」「派遣なら派遣会社を通せばよかったのに」といった意見が挙がった。そのほか「本当にあるんだと驚いた」「意外と簡単で便利そう」「金額は高いが納得できる面もある」など、身近に感じるようになったことで、賛否両論のさまざま感想が寄せられた。

まとめ

退職を考えた際に、意向を「伝えにくい」と感じる人が多くいることが明らかになった本調査。職場に話しやすい雰囲気や、良好な人間関係があったとしても、退職となると「仲が良いからこそ、迷惑をかけることになるので言いにくい」という心理も働く。

退職代行サービスの利用割合は決して高くはないが、職場への「伝えにくさ」が強まれば、やむを得ず利用するケースが出てくる可能性は高い。退職代行の是非や対策の前に、「退職したいという決断に至る理由」を掘り下げて対策を講じることも重要だろう。