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経営・PM層の約3割「雑務に時間を奪われ、本業時間は5割以下」 PROCAN調査

2025.10.03

システム開発事業を行う株式会社PROCAN(本社:東京都中央区、代表取締役:若村和明)が提供するプロジェクト収支管理システム「プロカン」は、システム開発・広告代理店業などプロジェクト型ビジネスに携わる経営・PM層544名を対象に「雑務に奪われる時間と本業に集中する時間の実態調査」を実施した。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査地域:全国  
調査対象:プロジェクト型ビジネス業(広告・Web業界、各種制作会社、コンサルティング業界など)の経営層・PM層
サンプル数:544人
調査期間:2025年9月3日~9月4日
出典元:経営・PM層の3人に1人が「本業時間5割以下」雑務削減は“業務効率化”ではなく“競争力回復”の最優先課題(株式会社PROCAN)
※本リリースに記載されている本業と雑務については以下のように定義
・本業:プロジェクト推進、顧客対応、メンバー管理、企画開発など本来優先して取り組むべき仕事
・雑務:経費精算・請求処理・収支報告・勤怠集計などの間接業務

経営・PM層の3人に1人は雑務が本業に影響

経営・PM層の3人に1人は雑務が本業に影響

本調査ではまずはじめに、1週間のうちの「本業と雑務の割合」について質問。その結果3人に1人が「本業に5割以下(5割程度25.2%、3割以下7.0%の合算)」と回答した。

1週間に雑務にあてている時間をたずねた項目では「週6〜10時間(30.3%)」が最多に。さらに、20%以上が「11時間以上(11〜15時間程度:15.6%/16時間以上:7.0%)」と回答したことが判明した。働き方改革やDX推進が声高に求められる一方で、経営・PM層が多くの時間を雑務に費やしていることが可視化された。雑務の負担によって感じている影響としては「集中できない(39.2%)」が最多に。次いで「ストレス、モチベーション低下(29.8%)」という結果になった。

また、雑務が減って本業時間が増えることに魅力を感じるかをたずねた項目では、8割以上が「雑務削減に魅力を感じる」と回答している。削減で得られた時間で強化したい業務としては「提案・企画(32.0%)」「プロジェクト推進(31.8%)」「データ分析・戦略立案(28.5%)」など“攻めの本業”が回答の中心となった。

まとめ

本調査結果を見ると、雑務が単に時間を奪うだけでなく、働く環境やメンタル面にも悪影響を及ぼしていることがわかる。こうした状態が長期的に続けば、離職率の上昇や組織の活性化不足といった深刻なリスクへつながる可能性もある。雑務の削減が重要な課題であることが、改めて示唆されたといえる。

多くの経営・PM層が雑務に時間を取られ、本業に集中できていないことから、雑務の削減が実現できれば、争力回復や事業成長につながることが予想される。DXで解決できることも増えている今、雑務の削減を検討したい。