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フルタイムで働く女性の仕事と育児・介護の両立「うまくいっていない」が3割超 Colorkrew調査

2025.10.09

株式会社Colorkrew(所在地:東京都台東区、代表取締役:中村圭志)は、育児・介護いずれかの経験者もしくは実施中のフルタイムで働く女性を対象に「女性のワークライフバランスの実態」に関する調査を実施した。

調査概要

「女性のワークライフバランスの実態」に関する調査
調査期間:2025年9月12日~2025年9月16日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1007人
調査対象:調査回答時に育児・介護いずれかの経験者もしくは実施中のフルタイムで働く女性と回答したモニター
調査元:株式会社Colorkrew
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
出典元:フルタイムで働く女性の3割以上が「仕事と育児・介護の両立はうまくいっていない」と回答!「家庭内負担・通勤・スケジュール調整」が両立の三大課題、制度の存在と実際の活用のギャップ明らかに(株式会社Colorkrew)

3割以上が育児・介護との両立がうまくいっていないと感じている

3割以上が育児・介護との両立がうまくいっていないと感じている

本調査ではまずはじめに「育児・介護と仕事の両立についてどの程度うまくいっているか」と質問。「あまりうまくいっていない(26.0%)」「全くうまくいっていない(6.4%)」との回答が3割を超えたことが明らかになった。

両立を難しくしている要因としては「家事や育児・介護の負荷(71.5%)」「通勤・出社の負担(54.9%)」「スケジュール調整の煩雑さ(51.2%)」などが多いようだ。

会社の制度導入実態と実績

会社の制度導入実態と実績

また「2025年10月からの改正育児・介護休業法の変更に伴う5つの選択制措置について、勤めている会社に当てはまるもの」について【会社として制度導入し、実績が多数ある】ものとしては「短時間勤務制度(通常より短い勤務時間で働ける制度)(45.4%)」「休暇制度の拡充(子どもの急病や学校行事参加、出産準備などに対応できる制度)(37.5%)」「フレックスタイム制度/始業時間の変更(勤務時間帯を柔軟に調整できる制度)(28.9%)」などが多く挙げられている。

一方で【会社として制度導入しているが、実績があまりない】ものとしては「休暇制度の拡充(子どもの急病や学校行事参加、出産準備などに対応できる制度)(25.8%)」「短時間勤務制度(通常より短い勤務時間で働ける制度)(24.3%)」「フレックスタイム制度/始業時間の変更(勤務時間帯を柔軟に調整できる制度)(23.1%)」などが上位に並んだ。

さらに【会社として制度導入しているが、実績がない】ものとして「短時間勤務制度(通常より短い勤務時間で働ける制度)(12.2%)」「フレックスタイム制度/始業時間の変更(勤務時間帯を柔軟に調整できる制度)(12.0%)」「ベビーシッターや介護サービスの補助制度(訪問保育・介護など外部サービス利用を補助する制度)(10.9%)」といった声が寄せられている。

なお「利用したい、または既に利用している選択制措置」については「短時間勤務制度(通常より短い勤務時間で働ける制度)(51.9%)」「フレックスタイム制度/始業時間の変更(勤務時間帯を柔軟に調整できる制度)(51.9%)」が同率で最多となっている。

まとめ

本調査では育児・介護支援の制度について、7割以上が「使いづらい・申し出にくい」と感じた経験があることも明らかになっている。利用実績からもわかるように、導入されていても実際の利用につながっていない制度も多いようだ。

従業員の育児・介護と仕事の両立を支援していく上では、制度の整備にとどまらず、その周知や使いやすい環境を整えることにも注力する必要があるだろう。自社の利用実績も踏まえて、今後の改善へとつなげていただきたい。