人事評価後の年収に不満4割「自己評価とのギャップ」20代で顕著 Job総研調査
パーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は「はたらく現場での不満や不安」を収集する『Job weeQ』を実施。匿名社会人ユーザーを対象に「人事評価の結果に関するリアル」を調査した。
調査概要
参加対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国/男女/20~50代
実施期間:2025年10月8日〜10月21日
総投稿数:731件
調査方法:インターネット調査
出典元:Job weeQで「人事評価の結果」のリアルを募集しました(Job総研/パーソルキャリア株式会社)
約6割が「人事評価の結果と自己評価」にギャップ
本調査では、人事評価の結果と自己評価の「ギャップ」の有無を質問。「ある派(「とてもある:15.2%」「ある:22.0%」「どちらかといえばある:26.6%」)」が63.8%と、過半数を占めた。年代別では「20代:68.2%」が最多となり、次いで「30代:66.3%」「50代:62.2%」「40代:61.8%」が続いている。
人事評価の結果への納得感については「納得していない派」が40.9%に。評価後の年収への納得感については「納得していない派」が41.0%であった。
約9割が「評価の不公平感」に共感
続いて「自分より仕事をしていない人と同じ評価だったことへの不満」についての共感度を質問。「共感する派」が87.5%と大多数を占めた。年代別では「20代:90.9%」が最多となり、次いで「50代:87.5%」「40代:86.0%」「30代:81.3%」となった。
まとめ
人事評価と自己評価にギャップを感じる人が6割を超えたことから「人事評価が会社への不満のきっかけのひとつとなっている可能性」が示唆された、本調査。
人事評価に納得感を得られない要因として、評価制度の不透明さが考えられる。また、結果だけでなくプロセスについても、公平に評価する仕組み。こうした明確な評価基準を設けることや公平な評価の仕組みを整備することが、評価への納得感にもつながるだろう。評価制度の在り方や仕組みの再検討の際に、ぜひ参考にしたい。














