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「スポットワーク」地方の中小企業の約9割「今後も活用したい」 タイミー調査

2025.10.30

スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川嶺)は、タイミーを活用する地方エリアの135事業者を対象にスポットワークの活用状況を調査した。

調査概要

調査名 :地方中小企業におけるスポットワーク利用実態調査
調査期間:2025年10月22日~2025年10月27日
調査対象:従業員数が1000人未満の「タイミー」を活用する事業者135社
調査方法:インターネット
エリア :東京都、大阪府、愛知県、神奈川県、千葉県、埼玉県を除いた地域(一都三県、三大都市を含む都道府県を除いた地域)
出典元:タイミー、地方中小企業におけるスポットワーク利用実態レポートを公開(株式会社タイミー)

地方中小企業における「スポットワーク」利用の実態

地方中小企業における「スポットワーク」利用の実態

本調査では、スポットワークの導入を検討している段階の心境について「自社のエリアに働き手がいないと思っていた(34.1%)」との回答が最も高い割合を示した。「都市部エリアなどの人が多いエリアでないと求職者が集まらないのではと不安だった(22.2%)」「都市部エリアなどの人が多いエリアでないと活用できないツールだと思っていた(20.0%)」という回答が多く挙がっている。

また、導入前の課題感としては「繁忙期や業務のピークタイムに合わせた人材確保(43.7%)」を挙げる企業が最多に。対して「スポットワークの導入前に感じていた貴社の課題感に変化はありましたか?」という設問では、71.1%が改善傾向にあると回答(「改善傾向にある:25.9%」「やや改善傾向にある:45.2%」)している。その理由として最も多く挙げられたのは「人手が必要なタイミングに確保できるようになったから(78.1%)」だった。

約9割の企業が「今後も活用したい」

さらに、約9割の企業が「今後もスポットワークを活用したい」(「積極的に活用したい:42.2%」「活用したい:46.7%」)と回答している。その理由として全ての企業が「人手確保に有効な手段だと思った」と回答。スポットワーク導入前の心境として「自社のエリアに働き手がいないと思っていた」という回答が最も多かった中で、導入前の懸念と導入後の実感にギャップあったことも浮き彫りとなった。

まとめ

本調査から「スポットワーク」という新たな働き方が企業にもたらすメリットは、都市部エリアのみにとどまらず、地方エリアにおいても十分にあることが可視化された。人手不足の深刻化が進む中、今後も地方エリアにおけるスポットワーク利用が拡大していくことが予想される。

回答者が実感したメリットの最多は「人手不足の解消」だったが、それ以外に職場環境の改善や教育コストの削減の効果があったという声も挙がっている。地方の中小企業が抱えるさまざまな課題感の解消に向けて、有効な手段となっていることがうかがえる。引き続き、動向に注目したい。