1日30分以上の雑談「する人」の7割以上が「今の職場に満足」 プラス調査
プラス株式会社ファニチャーカンパニー(東京都渋谷区)は、従業員数100名以上の職場で働くオフィス勤務の会社員500名を対象に「オフィスでの雑談」についてのWEB調査を実施。オフィスでの雑談時間が「職場の満足度」や「今の職場で働き続けたい意思」にどう関わっているのかを明らかにした。
調査概要
方法:インターネット調査
回収日: 2025年9月10日
対象:従業員数100名以上の職場で働く会社員
サンプル数:500人
出典元:【職場の居心地WEB調査】第23回【オフィスでの雑談の効果とは?】(プラス株式会社)
雑談時間と職場満足度の関係 雑談の効果とは
まずはじめに、事前調査で「オフィス勤務が中心」と回答したオフィス勤務者500人に対して、1日にオフィスで雑談をしている時間について質問。その結果「5〜15分程度(32.2%)」「15〜30分程度(21.8%)」との回答が上位に並んだ。一方で「ほとんどしない(22.2%)」との回答も一定数みられた。
次に「雑談時間」と「職場満足度」・「職場への定着意思」との関係を分析。結果はいずれも同様の傾向を示しており「1日30分以上雑談をする層」で最もポジティブな傾向が見られた。
雑談が気分転換や情報共有、アイデアのきっかけに
30分以上雑談をしている層では「今の職場に満足している(71.4%)」「これからもこの職場で働きたい(69.4%)」が、いずれも他の層を大きく上回る結果となった。一方で「ほとんど雑談をしない」層では「今の職場に満足している」、「これからもこの職場で働き続けたい」いずれの回答も27.9%と低水準だった。
「雑談によって役立ったこと」についての質問では「気分転換になった(52.2%)」「情報共有や認識合わせができた(42%)」「アイデアや気づきが生まれた(31.4%)」などが上位を占めた。雑談が“仕事のきっかけ”につながっていることがうかがえる。また「チームの雰囲気がよくなった(32%)」という回答あり、社内コミュニケーション推進の一助にもなっている。
まとめ
本調査では、1日のうち30分以上の雑談をする層に「職場満足度」「定着意思」のいずれも最も高い傾向が見られた。職場における雑談の必要性が示されたといえるだろう。
職場での雑談が少ないことには、オフィスのレイアウトが「話しづらい空間」となっている可能性も考えられる。日常的に会話が生まれやすい「オフィスづくり」を意識したい。














