派遣先のデジタル化「進んでいると感じる」66% エン調査
エン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:越智通勝)は、運営する派遣情報サイト「エン派遣」で「職場のデジタル化」についてアンケート調査を実施した。
調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン派遣』を利用するユーザー
有効回答数:1,806名
調査期間:2025年9月1日~9月30日
出典元:「職場のデジタル化」調査(2025)派遣先の職場でデジタル化が進んでいると感じる方は66%。4人に1人が、職場でデジタル化が進むことに「不安を感じる」。(エン株式会社)
66%が「派遣先でデジタル化が進んでいる」と実感
本調査ではまずはじめに、派遣で就業中の318名に「あなたの職場ではデジタル化が進んでいると感じますか?」と質問。その結果、66%が「感じる(感じる:38%、どちらかといえば感じる:28%)」と回答した。
続いて、デジタル化が進んでいると「感じる」「どちらかといえば感じる」と回答した人を対象に「どのようなデジタル化が進んでいるか」を質問。「ペーパーレス化(81%)」との回答が最多となった。さらに、デジタル化のメリットについては「データの保管・管理が楽になる(64%)」「情報共有がしやすくなる(61%)」という回答が上位に並んでいる。
23%の人が「職場にAIが導入されている」
次に、派遣で就業中の318名に「派遣先の職場では、AIが導入されていますか?」と質問。その結果、23%が「導入されている」と回答した。また、業務でのAI活用シーンについては「文章作成・要約(62%)」「情報収集(53%)」「データ分析(48%)」が多く挙がった。
今後のAIの業務活用については、94%が「活用したい(積極的に活用したい:53%、活用したい:41%)」と回答している。
4人に1人が職場でデジタル化が進むことに「不安」
さらに本調査では「職場でデジタル化が進むことに対して不安を感じますか?」と質問。その結果、4人に1人(26%)が「はい」と回答した。デジタル化が進む環境で働くからこその悩みや困りごととしては、スキルや仕事量、コミュニケーションについての声が挙げられた。
また、デジタル化に対応するために今後身につけたいスキルや知識としては「AIツールの活用(64%)」「データ分析(41%)」との回答が上位に並んでいる。
まとめ
派遣社員の多くが「職場でデジタル化が進んでいる」と実感する一方で、そこに不安を抱える人も4人に1人存在することが判明した本調査。その不安の内容には、スキルや習熟度に関するものもあれば、雇用人数や出勤数の減少を懸念する声もみられた。
デジタル化は効率化や生産性の向上において、もはや欠かすことができない。しかし、働く人が不安を感じている状態では、本質的な効果が得られないケースや、離職率の上昇につながる可能性も懸念される。人手不足が深刻さを増す中、雇用形態を問わず「デジタル化に対する不安の解消」につながるサポートを並行していくことが、不可欠といえるだろう。














