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入社後半年の新入社員「モチベーション向上を実感」約6割 shake調査

2025.11.07

株式会社シェイク(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:吉田実)は、新入社員(2025年4月入社)の正社員を対象に「新入社員の“リアルな本音”」に関する調査を実施した。

調査概要

調査期間:2025年10月16日~2025年10月18日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1027人
調査対象:調査回答時に新入社員(2025年4月入社)の正社員であると回答したモニター
調査元:株式会社シェイク
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
出典元:2025年度 新入社員入社後半年レポート(株式会社シェイク)

モチベーションを左右する「要素」とは?

モチベーションを左右する「要素」とは?

本調査ではまずはじめに、入社当初と比べて現在のモチベーションがどのように変化しているのか質問。その結果「大きく上がった(19.8%)」「やや上がった(38.0%)」と、約6割がモチベーションの向上を実感していることがわかった。

続いて「仕事へのモチベーションを左右する要素として当てはまるもの」について質問。その結果、モチベーションが上がった層は「上司や先輩からの期待や信頼」や「自己成長の実感」など、成長実感と人間関係の充実を要因として挙げており、周囲からの承認が意欲向上につながっていることがうかがえる。一方で、モチベーションがやや下がった人は「給与や待遇」が、大きく下がった人では「ワークライフバランス」「給与や待遇」が上位に挙がり、環境面の不満が影響している様子がみられた。

また、どの層でも「チームや同僚との関係性」は上位に挙がり、仕事へのモチベーションに影響していることが明らかになった。

「スキルや知識」の習得や「他者評価」「成果」が成長実感に

「スキルや知識」の習得や「他者評価」「成果」が成長実感に

次に本調査では「入社後約半年間働いてきた中で、成長を積み重ねてきた実感(成長実感)はあるか」と質問。その結果、約8割が「とてもある(26.7%)」「ややある(51.3%)」と回答した。

成長を実感した理由としては「新しいスキルや知識を身につけた(36.7%)」「上司や先輩から成長を評価された(30.2%)」「目に見えて成果が出た(29.5%)」「任される業務の幅が広がった(29.3%)」が挙げられている。

逆に、成長を実感できていない理由としては「仕事への意欲がない(30.5%)」「成長目標が不明確で何を目指せば良いかわからない(26.6%)」「上司や周囲から指摘を多くもらう(22.6%)」「忙しさに追われて学ぶ余裕がない(22.1%)」との声が目立った。

成長実感の大きさと比例する「仕事への創意工夫」

成長実感の大きさと比例する「仕事への創意工夫」

さらに本調査では「普段の業務に対して、どのような姿勢で取り組んでいるか」を質問。その結果、成長を「とても感じている」と答えた層では「自分なりに創意工夫をしながら取り組んでいる(61.0%)」が最も多く挙がった。

一方で「ややある」層では創意工夫の割合が3割台に下がり「指示されたことを忠実にこなしている」「失敗しないよう慎重に取り組んでいる」といった安定志向が強まる傾向に。「あまりない」「全くない」と回答した層では「忙しさやプレッシャーから仕方なく取り組んでいる」が多く、特に「全くない」層では6割に達した。

まとめ

本調査では「上司や先輩からの期待や信頼」や「自己成長の実感」が、モチベーションの向上に大きく寄与していることが明らかになった。また、モチベーションが高い層では「自分なりに創意工夫をしながら取り組んでいる」という主体的な姿勢が顕著にみられている。

さらに、成長実感の有無がモチベーションに強く影響している様子もみられており、成長実感がない層では「目標が不明確」「忙しさで学ぶ余裕がない」といった理由が目立った。業務量と自己成長のバランスが「カギ」であることが示唆されている。

同社は本調査結果を受けて「新入社員がモチベーション高く働き続けるためには、成長実感と心理的安全性の確保、そして柔軟で信頼できる人間関係の構築が不可欠である」と解説している。新入社員の定着に向けた取り組みの参考にしたい。