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2027年卒学生の96.5%「AIが自身のキャリアに影響する」 paiza調査

2025.11.11

paiza株式会社(東京都港区、代表取締役社長/CEO 片山良平)は、paiza新卒登録者の2027年卒業予定のITエンジニア志望学生を対象に「生成AI時代の就職活動とキャリアに関する意識調査」を実施した。

調査概要

テーマ:「paiza新卒」登録者の就職活動実態調査(27卒版)
調査期間:2025年8月22日~9月7日
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:ITエンジニア職専門の就職情報サービス「paiza新卒」登録者のうち 2027年度卒業予定の学生
有効回答数:144名
出典元:96.5%の27卒学生がキャリアにAIが影響すると回答!76.4%は企業選びにもAIへの取り組みを重視。【paiza生成AI調査レポート】(paiza株式会社)

27卒学生96.5%「AI技術の発展が自身のキャリアに影響する」と認識

27卒学生96.5%「AI技術の発展が自身のキャリアに影響する」と認識

本調査では「あなたの将来のキャリアに、AI技術の発展が与える影響はどの程度だと考えていますか」と質問。「非常に大きい影響を与える(73.6%)」「ある程度の影響を与える(22.9%)」との回答が寄せられた。合わせると、96.5%の学生が自身のキャリアにおいてAIの発展を強く意識しることが可視化された。

同社は過去の調査で27卒学生の生成AI利用率が9割を超えていることを引用。「27卒学生はキャリア形成においてAIを『避けられない、巨大な変化の要因』と認識している」と分析している。

参考:AIネイティブ世代の就活最前線:26卒の8割超が生成AIを活用、採用戦略の再構築が急務に【paiza生成AI調査レポート】(paiza株式会社)

就活では「企業のAIへの取り組みを重視」7割超

就活では「企業のAIへの取り組みを重視」7割超

続いて「就職活動の企業選びにおいて、企業のAI技術に関する取り組みをどの程度重視していますか」と質問。その結果「強く重視している(27.1%)」「多少重視している(49.3%)」が合わせて76.4%と大半を占めたことがわかった。

また、企業が採用活動に生成AIを利用することに対し、学生は肯定的であることも判明した。生成AIが自身の能力を公正かつ効率的に評価するためのツールとして機能することについて「ぜひ使うべきである」「使ってもいいと思う」との回答割合は「コーディング能力:76.4%」「エントリーシート:71.5%」「適正・筆記試験能力:70.2%」と、採用活動の多くのシーンで高い割合を示した。

一方「面接の評価検討」における生成AI活用については、半数以上の学生がAI利用について肯定的ではあるものの他選考プロセスより比較的少ない結果となった。

まとめ

AIネイティブ世代とも言われる27卒学生では、自身のキャリアに対するAIの影響を認識する人がほとんどであった。企業選びの際にAI技術への取り組みについて重要視する人も7割を超えており、組織全体で戦略的にAIを活用する企業が注目を集めているようだ。

IT人材の採用力強化に向けては、生成AIの活用と活用状況のアピールが不可欠とも考えられる。採用プロセスへのAI活用についても肯定的な意見が多い。今後の採用戦略の参考としていただきたい。