掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

9割の企業が30代キャリア採用に「即戦力のプレイヤー」を期待 学情調査

2025.11.12

株式会社学情(本社:東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に「30代キャリア採用」に関するインターネットアンケートを実施。キャリア採用(経験者採用)の拡大に伴い、30代を対象にした採用を強化する企業が増える中「30代の中途入社者に期待する役割」と、選考で見ているポイントについて調査した。

調査概要

調査期間:2025年10月10日~2025年10月22日
調査機関:株式会社学情
調査対象:企業・団体の人事担当者
有効回答数:387件
調査方法:Web上でのアンケート調査
出典元:株式会社学情
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある

期待する役割の最多は「即戦力となるプレイヤー」

期待する役割の最多は「即戦力となるプレイヤー」

本調査ではまず、30代の中途入社者に期待する役割(複数回答可)について質問。圧倒的な回答割合を占めたのは「即戦力となるプレイヤー(90.2%)」だった。次いで「チームのマネジメント補佐(47.0%)」「チームのマネジメント(25.8%)」「部署のマネジメント補佐(23.8%)」が続いている。

書類選考で見るポイントの最多は「経験してきた業務内容」

書類選考で見るポイントの最多は「経験してきた業務内容」

また、30代のキャリア採用において選考書類で見ているポイント(複数回答可)は「経験してきた業務内容(87.1%)」が最多に。次いで「経験した職種・業種(73.4%)」「転職回数(68.0%)」「転職理由(66.9%)」「仕事に対する姿勢や考え方(61.0%)」が続いた。

面接で見ているポイント(複数回答可)について質問。「人柄・社風との相性(78.0%)」「コミュニケーションスキル(76.2%)」「経験してきた業務内容(70.8%)」「仕事に対する姿勢や考え方(68.7%)」「転職理由(63.0%)」といった回答が上位を占めた。

まとめ

30代のキャリア採用で9割の企業が「即戦力」の獲得を重視していることが可視化された。本調査結果について同社は「30代の中途入社者にプレイヤーとしての能力の発揮だけでなく、将来の幹部候補者としての期待を寄せているというコメントが寄せられた」とまとめている。

そうした期待もあって、書類選考では応募者がどのような経験を積んできたかを重視していることがうかがえる回答が上位に並んだ。面接は、自社との相性やコミュニケーション能力の確認の場となっている。

即戦力となる経験やスキルと同時に、人側や社風との相性、コミュニケーション能力と企業が求める要素は多岐に渡る。一方で、人手不足が深刻さを増す中で、これらを満たす人材を確保することは、今後ますます難しくなっていくことが予想されるだろう。ぜひ、本調査結果を採用戦略の参考にしたい。