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30代のキャリアチェンジ転職、4割の企業が「受け入れている」 学情調査

2025.11.18

株式会社学情(本社:東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に「30代のキャリアチェンジ」と30代キャリアの採用手法についてインターネットアンケートを実施。30代のキャリアチェンジ転職を4割の企業が「受け入れている」と回答。「受け入れていない」は1割未満となったことを報告した。

調査概要

調査期間:2025年10月10日~2025年10月22日
調査機関:株式会社学情
調査対象:企業・団体の人事担当者
有効回答数:387件
調査方法:Web上でのアンケート調査
出典元:30代採用の新常識!企業の6割がキャリアチェンジを評価する理由と、利用する採用手法とは?(2025年11月)(株式会社学情)
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある

30代のキャリアチェンジ転職「受け入れている」4割に

30代のキャリアチェンジ転職「受け入れている」4割に

本調査ではまず初めに、30代のキャリアチェンジ転職(異なる業界・職種からの転職希望者)を受け入れているかを質問。「受けている:40.1%」「応募者ごとに受け入れ可否を判断している:34.4%」「募集ポジションごとに受け入れ可否を判断している:17.6%」という結果となった。一方「受け入れていない:8.0%」は1割未満だった。

また、30代のキャリアチェンジについて「評価する:30.2%」「どちらかと言えば評価する:30.0%」と、6割の企業が評価していることが判明。「評価しない:1.0%」「どちらかと言えば評価しない:3.9%」は合わせてわずか4.9%だった。

採用手法は「エージェント」が6割超で最多に

採用手法は「エージェント」が6割超で最多に

さらに、30代のキャリア採用における採用手法(複数回答可)について質問。回答の上位は「エージェント(人材紹介):64.9%」「求人サイト:58.4%」という結果に。そのほか「リファラル採用:36.2%」「ダイレクトリクルーティングサービス:30.0%」「合同企業セミナー/イベント:26.3%」が3割前後で続いた。

まとめ

本調査では、4割の企業が30代のキャリアチェンジ転職について前向きに受け入れていることが明らかになった。応募者や募集ポジションによっては受け入れているという企業も合わせれば、9割を超える企業で受け入れが行われている。

株式会社帝国データバンクが発表した調査結果では、正社員不足に陥っている企業が4年連続で半数を超えている。ハイスキル人材の取り合いとなっている様子もみられており、企業が優秀な人材の確保に苦戦していることが推察される。

キャリア採用は即戦力の確保や組織力の向上にも効果が期待できる一方で、スキルや自社との適合性の見極めが求められ、ミスマッチを防ぐ取り組みも必要になるだろう。採用計画の参考にしたい。

参考:人手不足に対する企業の動向調査(2025年10月)(株式会社帝国データバンク)