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会社員の理想の働き方「ワークライフ・バランス」が最多 フリー調査

2025.11.18

フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔)は、副業をしていない会社員と自営業・自由業の方を対象とした働き方に関するアンケート調査を実施。会社員の理想の働き方は「ワークライフ・バランス」が約7割で、フリーランスでは未来を拓く働き方を意味する「ワークライフ・インテグレーション」、仕事を人生の一部として考えるを意味する「ワークアズライフ」の回答が、会社員の約2倍だったことをまとめた。

調査概要

調査期間:2025年10月24日~10月30日
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:副業をしていない会社員、自営業・自由業を営む全国の20〜60代男女
回答者数:1047名(副業をしていない会社員:542名、自営業・自由業:505名)
出典元:勤労感謝の日に合わせて働き方に関する調査を実施 会社員の理想の働き方は「ワークライフ・バランス」が7割(フリー株式会社)

会社員の理想の働き方「ワークライフ・バランス」が最多

会社員の理想の働き方「ワークライフ・バランス」が最多

同社によると、理想の働き方を最もよく表す言葉として、会社員は「ワークライフ・バランス(68.5%)」を挙げる人が最も多かった。次いで「ワークライフ・インテグレーション(14%)」「ワークアズライフ(5.9%)」が続いている。

一方でフリーランスでは「ワークライフ・バランス(43.8%)」は4割程度に。「ワークライフ・インテグレーション(26.3%)」「ワークアズライフ(13.5%)」が会社員よりも約2倍多く、働き方の価値観の多様化が進んでいることがうかがえる。

また、平日の日中に私的な用事を入れることに心理的な抵抗を感じるかをたずねた項目では「抵抗がある」の回答は会社員が45.4%、フリーランスが23.3%となり、20%近い差が出ることが判明した。一方で会社員の36.7%が「あまり抵抗はない」と回答しており、勤務時間や働き方の自由度が高まっている様子もみられた。

「仕事に対する感謝」働き方で違いが、成長実感は大差なし

「仕事に対する感謝」働き方で違いが、成長実感は大差なし

仕事に対して最も感謝したいと感じることについて、会社員は「安定した雇用や収入が得られること(313票)」が最多となった。一方、フリーランスでは「働く時間や場所を自分で決められる自由(180票)」が最も多く、「安定した雇用や収入が得られること(165票)」は2番目となった。

なお本調査では、1年前の自分と比較した成長実感についても質問。「成長を実感している」と回答した会社員は49.5%、フリーランスは50.1%だった。成長への実感については、会社員・フリーランスで大きな差はなく個々人の状況によると言えそうだ。

まとめ

会社員の多くが「ワークライフ・バランス」が理想の働き方だと回答した一方で、フリーランスでは「ワークライフ・インテグレーション」や「ワークアズライフ」にも一定数の回答が挙がった。フリーランスの方が、働き方への価値観の多様化が進んでいるといえるだろう。

しかし、平日の日中に私的な用事を入れることについて、会社員の4割近くが「あまり抵抗はない」と回答している。このことからも、会社員であっても働き方の自由度が高まりつつあることがうかがえる。

会社員としての働き方の自由度の拡大は、エンゲージメントの向上や採用力強化にも好影響をもたらすといえるだろう。採用契約や制度づくりの参考にしたい。