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「紙とデジタル」進む名刺の使い分け「ハイブリッド派」が今後の主流に オンデオマ調査

2025.11.20

株式会社オンデオマ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:福田弘之)は、名刺を使用する機会がある会社員を対象に「名刺の利用実態と求められる役割・印象・効果」に関する調査を実施。従来の紙の名刺とオンライン名刺、それぞれの役割や使い分けについて、会社員・経営者たちはどのように捉えているのか、その実態を明らかにした。

調査概要

「名刺の利用実態と求められる役割・印象・効果」に関する調査
調査期間:2025年10月22日~2025年10月23日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1011人(会社員503人/経営者508人)
調査対象:調査回答時に①名刺を利用することが多い会社員/②経営者と回答したモニター
調査元:株式会社オンデオマ
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
出典元:株式会社オンデオマ

所属・業種別で違う「最も名刺を使う場面」

所属・業種別で違う「最も名刺を使う場面」

本調査では「名刺を最も多く使う場面」について質問。その結果、所属や業種によって異なる傾向が見えた。どの業種においても最多はリアルに会う「対面商談」だった。業種別では「サービス業」で70.6%となった一方で「IT・通信・スタートアップ関連」では50.8%だった。

IT・通信業や製造業などでは「オンライン商談」での利用も一定割合を占めている。他の業種と比べてビジネス上のコミュニケーションに「リアル」と「デジタル」を併用する形が浸透している様子がうかがえる。

経営者・会社員が考える名刺へのこだわり「デザイン」

経営者・会社員が考える名刺へのこだわり「デザイン」

続いて「使用している名刺の『こだわり』や『特徴』」について質問。その結果「デザイン・レイアウトにこだわっている(31.8%)」が最多に。次いで『紙質や素材にこだわっている(例:木、布、エコ用紙など(23.4%)」「QRコードやSNSリンクを載せている(14.1%)」が続いた。

また「名刺の役割」についてたずねた項目では、経営者・会社員ともに『人とのつながりを作る「コミュニケーションツール」』と捉える人が多いようだ。

さらに、これからの名刺の主流の形としては「紙とデジタルの併用が主流になる(51.7%)」「紙の名刺が主流のまま続く(33.4%)」との回答が多くを占めている。なお、今後「名刺」に期待する役割としては「相手の記憶に残るきっかけになる(46.0%)」が最多に。次いで「自己紹介や人柄を印象づけるツール(31.0%)」「連絡先を効率的に交換できる手段(28.5%)」という結果となった。

約3割が「デジタル名刺」の使用経験あり

約3割が「デジタル名刺」の使用経験あり

「デジタル名刺の使用経験」ついては『ある(30.9%)』との回答が約3割に。具体的には「オンライン商談(44.2%)」「展示会・イベント(37.5%)」「対面商談(29.2%)」が上位に挙げられている。

また「紙とデジタル名刺の使い分け方」としては「初対面や公式な場では紙、カジュアルな交流やSNS交換ではデジタルを使用している(36.3%)」がもっとも多い回答だった。次いで「対面商談や展示会では紙、オンライン商談ではデジタルを使用している(33.3%)」「国内では紙、海外やオンラインの場ではデジタルを使用している(12.8%)」が続く結果となっている。傾向としてビジネス上の「フォーマル度」に応じた使い分けをする人が多いようだ。

まとめ

紙の名刺とデジタル名刺の利用実態を明らかにした、本調査。ビジネスシーンで名刺が不可欠な存在であることが示されたと同時に、使い方には時代の流れに伴う変化が起きている。業種によってはデジタル名刺の活用が進んでおり、ハイブリッド使用が一般化していることも可視化された。

ハイブリット派が主流となっている今、目的やシーンによってより適した使い分けが洗練されてくることが予想される。挨拶や商談の際の第一印象にも影響する名刺。デザインや使い分けの自社ルールなどを決める際の、参考にしたい。