約8割が「職場のルールの自由度」を仕事選びの際に重視 エン調査
エン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:越智通勝)が運営する”派遣型のアルバイト”を集めた求人サイト『エンバイト』上で、サイトを利用するユーザーを対象に「職場のルール・マナー」に関するアンケートを実施した。
調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エンバイト』を利用するユーザー
調査期間:2025年9月25日~10月22日
有効回答数:1298名
出典元:「職場のルール・マナー」実態調査 81%が、仕事を選ぶ際、服装や働き方など職場のルールの自由度を重視する。 職場のルールが「自由で働きやすい」と感じた経験がある方は半数以上。(エン株式会社)
81%が職場のルールの自由度を重視
本調査では「仕事を選ぶ際、職場のルール(服装、髪型、働き方など)の自由度をどの程度重視しますか?」との質問に、81%が「重視する(とても重視する:29%、やや重視する:52%)」と回答した。年代別で見ると、10代・20代が最も多く(10代:89%、20代:89%)、60代以上(74%)と15ポイントほど差が開いている。
また「これまで働いた職場で、ルールが“厳しい”と感じた経験はありますか?」との質問への「ある」との回答は38%に。一方で、ルールが“自由で働きやすい”と感じた経験について、53%が「ある」と回答している。
職場のルールで許容できる範囲は?
続いて、職場の“服装・身だしなみ”について許容できる範囲について質問。ボリュームゾーンは「オフィスカジュアルまで(襟付きシャツ、きれいめなパンツなど)(30%)」となった。年代別で見ると、10代は「特に気にしない(40%)」が、30代は「Tシャツ、ジーンズ、スニーカーなどのラフな私服もOK(29%)」がそれぞれ最多となった。
勤務中の“働き方・過ごし方”について許容できるものとしては「同僚との私語」「急な用事での中抜けや早退」が同率57%で最多に。年代別では、10代のみ「休憩時間外に短時間スマホをチェックする(62%)」が最多で、60代以上(33%)と29ポイントの差がみられた。
また、職場の“コミュニケーション”について望ましい手法については「業務連絡はテキスト、相談事は口頭など、内容に応じて使い分ける(44%)」との回答が最も多く挙げられている。年代別の分析では、10代が最も「主にチャットやメールなど、テキストでのやり取り(30%)」を好む傾向にあり、10代のみ「主に対面や電話など、口頭でのやり取り」を望む割合が1割を切った。
まとめ
仕事を選ぶ際に職場のルールの自由度を重視する人が多い一方で、年代によって許容範囲に差がある実態が明らかになった。
この実態は、例えば「これまでの慣例に従う」「時代に合わせて若手の意見を尊重する」といった判断軸で制定したルールに対して、従業員からの違和感や反発につながる可能性を示唆しているといえる。同時に、あいまいなルールや個人の判断にゆだねていることが「年代による認識の違い」からトラブルの種になりかねないことも想定される。
ルールでどこまで明確な線引をするべきか、社内での共通認識の作り方なども含めて検討していくことが今後、ますます重要になりそうだ。










