業務負荷が低い職場「成長不安」で5割超が離職を検討 エレメント調査
株式会社エレメント(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:近藤勉)は、弁護士保険比較サイト「弁護士保険STATION」にて、過度な配慮や指導不足によって若手が成長機会を奪われる「ホワイトハラスメント」に関するアンケートを実施した。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の20〜69歳の男女600人(20〜34歳300人、35〜69歳300人)
調査日:2026年2月
有効回答数:600件
調査機関 :Freeasy
出典元:ホワイトハラスメントとは?2026年調査で分かった実態とよくある事例を解説(株式会社エレメント)
上司の約7割が「言葉選び」に不安
本調査ではまずはじめに、現在の職場の負荷について質問。その結果「非常に低い」「低い」と回答した若手層は合計42%に達した。そのうち「物足りなさや将来への不安を感じる」層が、11%存在していることが明らかになった。
一方で上司を対象とした設問では、部下への指導時にハラスメントを恐れて「指導を控えた・手加減した」経験がある管理職は約68%に及んだことが判明している。特に神経を使うポイントとしては「言葉選び(68.78%)」が、突出してトップに挙げられた。
また、指導に不満を持つ若手の要望は「対面での納得感あるフィードバック」が約27%で最多に。次いで「抽象的・放置されている(17.46%)」「過剰な配慮で成長を奪われている(12.7%)」が続いている。
「環境負荷の低さ」と離職意向の関係性
さらに、職場負荷が低い層の54.8%が、将来へのリスクから「転職」を検討していることが判明。そのうち約10.3%は「具体的に活動中」と回答した。
また、配慮優先の「ゆるい指導」が招く影響として、管理職の約44.9%が「チームの生産性低下」を懸念していることも明らかになった。約42.4%が「次世代リーダーが育たない」と回答したほか「部下の市場価値を下げ、不幸にする」が約25.9%に及んでいる。
こうした状況の中、若手社員は不適切な指導や不当評価への備えとして「市場価値測定(20.33%)」「保険等への加入(19%)」「専門家への相談ルート確保(16%)」が必要だと回答した。
まとめ
ハラスメント対策を意識しすぎて、指導を躊躇した経験を持つ上司が約7割、という結果になった本調査。このような環境に「物足りなさ」を感じる若手社員も一定数存在し、なかには「成長機会を奪われている」と感じている人もいることが可視化された。
将来への不安を背景に転職を検討する人も半数を超えており、「指導の在り方」を見直す必要性が高いといえるだろう。
上司の多くは「言葉選び」に神経を使っていることも判明した。指導に関する不安や課題の把握を進めるとともに、ハラスメントに該当する言動の研修を実施するなど、安心して指導できる環境の整備に取り組みたい。










