年末の繁忙期「風邪り患」経験は2人に1人、「休みたい」発熱は37.7度 大正製薬調査
大正製薬株式会社は、風邪のリスクが高まるこの時期に「風邪によるスーパーピンチ調査」を複数回にわたり実施・公開。今回は第一弾のレポートとして、年末の風邪症状の実態と共に、そもそもビジネスパーソンが「熱で休みたい!」と感じる体温を調査した。
調査概要
調査名:風邪によるスーパーピンチ調査
調査手法:インターネットでのアンケート調査
対象者:20代-60代全国の男女有職者(パートアルバイト含む)、直近1年以内に風邪を引いた人1200人
実施期間:2025年11月7日~2025年11月8日
調査委託先:楽天インサイト株式会社
出典元:休みたい!と思う体温37.7度、実際休むのは37.8度と判明!(大正製薬株式会社)
ビジネスパーソン「休みたい」と感じる体温は37.8度
本調査ではまずはじめに、直近1年で風邪を引いたと感じた時期について質問。その結果、「10-12月(46.8%)」「1-3月(44.8%)」が上位に並んだ。年末年始をまたいで、風邪を引く人が増加するようだ。具体的に「今までに、11月、12月の年末イベント時期に風邪を引いたことはありますか」とたずねた項目では「ある(45.9%)」が約半数に。およそ、2人に1人が年末の繁忙期に体調を崩していることがわかった。
さらに「熱が何度まで上がったら、仕事を休みたいと思いますか」「熱が何度まで上がった時、仕事を休みましたか」と質問。それぞれ平均が37.70度・37.84度となったことから「休みたい気持ちがありながらも、無理をして働く人もいる状況」がうかがえる。
なお、厚生労働省の基準では37.5度以上は発熱とみなされる。大正製薬は 「熱があると感じたときは休養を推奨します」とコメントしている。
まとめ
何かと忙しない年末年始。冬という季節柄、寒さや空気の乾燥も影響して風邪を引きやすい時期でもある。「業務が立て込んでいるから」と無理をすれば、さらに悪化させる可能性もある。
まずは風邪を引かないよう、日頃から体調管理に気を配ることはもちろん、特に冬の時期には手洗いうがいを徹底するといった対策にも注力したいところ。今年は昨年よりも早い10月末頃からインフルエンザの発生報告数が増加しはじめ、各地でインフルエンザ流行に対する注意報や警報が出されている。できる限りの対策で、年末年始の繁忙期を無事に乗り切りたいものだ。
体調不良の際に、しっかり休養ができる体制を整備しておくことも重要だろう。体調不良者が無理をして出勤したことによる感染拡大の可能性もある。業務の属人化を防ぐ取り組みや、体調不良者が発生した際の業務分担の体制整備など、改善の必要性について見直す機会としたい。
参考:インフルエンザ(総合ページ)(厚生労働省)











