「リモートワークの仕事を始めた理由」居住地で異なる傾向 メリービズ調査
メリービズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山室佑太郎)は、11月の「テレワーク月間」に合わせ、累計2494名のリモート経理スタッフを対象にアンケートを実施。リモートスタッフの居住地や働き方への意識など、特に三大都市圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・京都府・兵庫県・愛知県)と、それ以外の地域(以下:その他地域)での動機や求職活動の違いを調査した。
調査概要
調査期間:2025年10月10日~20日
アンケート配信対象者:『バーチャル経理アシスタント』を担当するリモートスタッフ
有効回答者数:474名
出典元:2025年度 リモートスタッフ「働き方アンケート」結果レポート(メリービズ株式会社)
リモートワークという働き方は全国に浸透
本調査結果によるとリモートスタッフの居住地は「三大都市圏:52.0%」「その他地域:43.9%」「海外:4.1%」。リモートワークという働き方は国内はもちろん、国外にも浸透している。
また「現在の居住地での生活を始めた最も大きな理由」としては「自分以外の家族・同居人の仕事の都合(36.9%)」「生まれ育った地元であり、特に移住の理由がない・または移住できない理由があるため(31.9%)」「生活環境(自然環境、子育て環境、物価など)に魅力を感じたため(16.5%)」といった回答が上位に。 「自分の仕事(転勤など)の都合(5.1%)」を大きく上回っていることからも、自身のキャリアよりも家族との生活を優先している実態がうかがえる。
居住地で異なる「リモートワークを選ぶ理由」
続いて「メリービズ登録前に、希望する働き方の求人はどの程度あったか?」と質問。その他地域では、希望の求人が「全くなかった」「ほとんどなかった」と回答する人が合わせて71.9%に。三大都市圏と比較すると、20ポイント以上の差があった。
また「メリービズの仕事を始めた理由」に対する回答では、その他地域では「経験の幅を拡げたかった(49.8%)」「通勤可能な範囲に希望の仕事がない(19.6%)」「転居・移住後も仕事に就きたかった(27.7%)」といった回答で、三大都市圏より高い割合が示されている。一方、三大都市圏では「通勤時間を無くしたかった(51.9%)」や「趣味との両立(14.6%)」がその他地域よりも高い傾向に。三大都市圏では「ワークライフバランスの維持・向上」の為の手段としてリモートワークを選ぶ人が多いようだ。
まとめ
本調査では、リモートワークという働き方が居住地を問わず浸透している一方で、志望する理由には居住地で違いがあることが明らかになった。特に、地方では「希望の求人が見つけられない」という理由からリモートワークを選択している人も多い。
人材確保の難易度が高まる中、リモートワーク人材の活用が人手不足解消の一助となる可能性が改めて示唆されたと言えるだろう。今後の人事計画を検討する上での参考にしたい。











