大企業の管理職、約4人に1人が副業を経験 事業家集団調査
株式会社事業家集団(本社:東京都千代田区、代表取締役:田辺由美子)が運営する「リスクワ」は、大企業の管理職(20代~50代の男女)を対象に「大企業の管理職層の副業への意識に関する調査」を実施。大企業の中核を担う管理職層が、自身のキャリアにおいて副業をどのように捉え、どのような意識を持っているのか。その視点は、他企業が今後の働き方や企業戦略を考える上で極めて重要であるとし、その実態を可視化した。
調査概要
調査期間:2025年11月12日~11月19日
調査方法:インターネット調査
調査対象:大企業の管理職(20代~50代の男女)
調査人数:2001名
モニター提供元:RCリサーチデータ
出典元:【事業家集団ニュース】「管理職の副業意識に関する調査」結果を発表(株式会社事業家集団)
※本調査においては、従業員数1000名以上の企業を「大企業」と定義
約25%が副業を経験 その目的は「収入増加・経済的安定」がトップに
まず本調査では「現在の副業の実施状況」について質問。「副業は行ったことがない(75.4%)」がトップとなったものの「現在、副業を行っている(16.0%)」「現在、副業は行っていないが、過去に行っていた経験がある(8.6%)」という結果となった。
次に、現在副業を行っていると回答した人を対象に「副業を行う目的」について質問。その結果「収入増加・経済的安定(65.0%)」「スキルアップ・キャリア形成(41.9%)」「自己実現・やりがい(38.4%)」が上位に並んでいる。
副業を通じて得たいスキルや経験としては「専門知識・スキルの獲得(44.1%)」「ビジネス実践力・総合力の向上(42.2%)」「新たな人脈形成・ネットワーク拡大(40.3%)」が上位を占めている。
管理職の9割以上が「部下の副業」に賛成
また、副業が本業に与える影響について「良い影響(42.8%)」「とても良い影響(24.4%)」と、67.2%が副業は本業に「良い影響を与える」と考えていることも可視化された。さらに、自身のキャリア形成への影響についても「良い影響(40.3%)」「とても良い影響(25.9%)」と、肯定的な回答が66.2%となった。
自身の部下が副業を行うことについては「賛成」が96.6%と大多数が肯定的な回答をしている。
まとめ
本調査では大企業の管理職のうち約4人に1人が副業を経験しており、本業や自身のキャリア形成に良い影響をもたらしたと感じる人が多数を占めることが明らかになった。こうした実感もあってか、部下の副業にも9割以上が肯定的な回答をしている。
働き方の多様化が進み、従業員の副業を認めるなど、柔軟な対応をしている企業が増えつつある。副業規定の見直しや、従業員の副業を支援する制度づくりなどの参考にしたい。













