中堅社員の約3割が「挑戦意欲」半数以上が「上司からの支援」を希望 シェイク調査
株式会社シェイク(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:吉田実)は、入社4年目~10年目の管理職ではない正社員を対象に「中堅社員の“枠を超える力”」に関する調査を実施した。
調査概要
「中堅社員の“枠を超える力”」に関する調査
調査期間2025年11月17日~2025年11月18日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1004人
調査対象:調査回答時に入社4年目~10年目の管理職ではない正社員と回答したモニター
調査元:株式会社シェイク
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
出典元:中堅社員の“枠を超える力”に関する調査レポート(株式会社シェイク)
中堅社員の成長実感「差が生まれる」要因は
本調査ではまずはじめに「働く日々の中で、自分の仕事の幅やスキルがどれだけ広がっていると感じているか」を質問。その結果「とてもある(4.5%)」「ややある(29.2%)」「どちらともいえない(36.8%)」「あまりない(20.7%)」「全くない(8.8%)」という結果となった。
「これまでのキャリアの中で、仕事のマンネリ感やキャリアの停滞を感じた要因やきっかけ」についてたずねた項目とのクロス集計では「仕事のマンネリ感、キャリアの停滞を感じたことがない」が、成長実感の度合いにかかわらず全ての層で上位に挙がった。「担当業務に変化がなく、成長している実感がない」も各層で高く、業務内容の変化の少なさが、多くの社員に共通するテーマであることが浮き彫りになった。
一方で、成長実感の差を生んでいる要因として「担当している業務に対して、目的意識や意義を見いだせていない」との回答について、成長実感が「ない」と回答した層で特に高く、反対に「とてもある」層ではほとんど見られなかったことに同社は注目。業務の目的をどれだけ明確に認識できているかが、成長実感の形成に強く関わっている可能性を指摘している。
中堅社員の「挑戦」への意識は?
続いて、成長実感の有無に関わらず、中堅社員がどの程度自身の業務範囲を超えて挑戦したいと考えているのかを分析。「現在の業務範囲を超えて業務改善や新しい挑戦を行い、影響力を発揮したいと思うか」との設問には「とても思う」「やや思う」を合わせた思う層が約3割で「あまり思わない」「まったく思わない」を合わせた思わない層が約2割となった。
「職場や担当業務において自分の成長や今後のキャリアにつなげるために、どのようなことを意識・行動しているか」への回答とのクロス集計では意識が高い層ほど未経験の仕事に挑戦したり、業務の工夫に取り組んだりする割合が大きく伸びた。
また「今後リーダーシップを発揮したり、枠を広げる行動をしたりする際の上司への期待」について質問。前設問で挑戦意欲があると「とても思う」「やや思う」「どちらともいえない」と回答した人では「自分自身に期待される役割や動きについて、具体的に伝えてほしい(58.3%)」「新たな意見やアイデアを話しやすい職場風土や雰囲気をつくってほしい(55.9%)」「上司の視点から見えた、客観的なフィードバックがほしい(50.1%)」という回答結果となった。
まとめ
本調査では挑戦することに対して前向きな中堅社員は約3割と、そう多くない実態が明らかになった。成長実感を得られている中堅社員も同程度の割合となっており、挑戦への後押しとなる自信や意欲が不足しているとも推察される。
また、挑戦意欲を示す人は上司に対して複合的な支援を求めていることがうかがえる。中堅社員が安心して挑戦できる環境を整備していくためにも、上司はていねいなコミュニケーションのもと、どのようなフォロー体制が求められているかを擦り合わせていく必要がありそうだ。日頃からの成長実感を得られる環境づくりと併せて、考えていきたい。












