就活生の約7割「エシカル就活」を自認 アースコーポレーション調査
株式会社アースコーポレーション(熊本県玉名市、代表取締役社長:松川重光)は「企業版ふるさと納税」の企業にとっての価値を明らかにすべく、2026年以降に就職活動を控えている学生を対象にWEB調査を実施した。
調査概要
調査対象:2026年以降に就職活動を控えている学生313名(年齢:20〜29歳/居住地:全国)
調査時期:2025年11月4日〜2025年11月11日
調査形式:WEB調査
出典元:株式会社アースコーポレーション
就職先企業に求めること
本調査ではまずはじめに「就職する企業に対して、求めていることを全て教えてください」と質問。その結果「年収などの給与や待遇(59.4%)」「長く働ける環境やワークライフバランス(46.6%)」「企業の安定性や信頼性(42.2%)」が上位に並んだ。転職をしてスキル・年収をアップすることが浸透しているものの、企業選びには安定など長期雇用に関わる要素を重視している人が多いことがうかがえる。
企業の「寄付活動」学生の8割が関心
続いて「地方自治体や被災地域に対する企業の寄付活動に関してどう思いますか?」と質問。「社会貢献につながる素晴らしい活動だと感じる(44.7%)」「まだ実施していないなら始めて欲しいと思うし、実施しているなら続けて欲しいと思う(38.7%)」という結果となった。企業の寄付活動に対して関心が高いことが示された。
さらに「地方や被災地域への寄付活動を行っている企業に就職したいと感じますか?」と質問。「とても感じる(22.4%)」「感じる(56.5%)」と、78.9%の学生が肯定的な回答をしている。
約7割の学生が「エシカル就活」を自認
また「企業版ふるさと納税を通して、企業が地方自治体や被災地域に寄付を行うことに対して、どう感じますか?」との質問にも「素晴らしい活動だと感じる(48.6%)」「まだ実施していないなら始めて欲しいと思うし、実施しているなら続けて欲しいと思う(36.1%)」と、一般的な寄付活動同様に高い関心が示された。
なお「ご自身はエシカル就活(※)を行っていると感じますか?(Q8)」との質問には「とても感じる(40.0%)」「感じる(29.1%)」という結果に。約7割の学生が「エシカル就活」を自認していた。「企業版ふるさと納税を活用して、地方自治体や被災地域に寄付活動を行っている企業に就職したいと感じますか?(Q7)」の結果とのクロス集計により、エシカル就活生の97.3%が企業版ふるさと納税を通して寄付活動を行っている企業に就職したいと回答していることが明らかになった。
※企業の経済的な利益追求だけでなく、環境問題や人権問題、地域社会への貢献といった社会問題への取り組みを企業選びの軸とする就職活動の通称
まとめ
単に給与や福利厚生だけでなく、企業の社会的責任や環境への取り組みを重視する「エシカル就活。自認している学生が7割近くとなり、企業の寄付活動にも高い関心を示していることが明らかになった。
企業として待遇や労働環境はもちろん、社会貢献の取り組みについて発信していくことが、感度の高い学生に響く可能性が改めて示唆されたといえるだろう。
人手不足が深刻化し、採用難度は上昇している。そんな時代だからこそ、求める人材像、ターゲット層により響く情報発信を的確に行なっていくことが求められている。採用戦略の参考にしたい。










