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求職活動時にネットの”口コミ”で「応募取りやめ」「辞退」約2割 アイデム調査

2025.12.11

総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿、代表取締役社長:椛山亮)は、2025年10月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施した。

調査概要

調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2025年10月1日~10月31日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社アイデム
調査期間:2025年10月2日~11月5日
有効回答:457名
出典元:【2025年10月イーアイデム会員対象 仕事探しに関するアンケート調査】企業に関するネット上の口コミで気になることは「働き方や職場環境」が最多で過半数。口コミを見て応募取りやめや辞退をしたことがある人は約2割(株式会社アイデム)
※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合がある

求職者は口コミで「働きやすさ」関連をチェック

求職者は口コミで「働きやすさ」関連をチェック

本調査ではまずはじめに「興味のある企業の口コミサイトの投稿内容やSNS等の評価を見る場合、どんなことを気にするか」を質問。その結果、上位には「働き方や職場環境(55.8%)」「給与や待遇(38.5%)」「社内の人間関係、従業員について(27.4%)」が挙げられた。中には「過去のトラブルや問題(15.3%)」といった、ネガティブな情報を挙げる人も一定数いたものの、働きやすさに関する情報の方が重視されている傾向が見られた。

「正社員」では「パートまたはアルバイト」よりも「商品・サービスの品質や満足度」を見ている割合が倍以上(31.0%)となった。年代別では「40代」がほかの年代に比べ「社内の人間関係、従業員について(48.3%)」が高いことがわかった。

企業のインターネット上の評価が応募に影響?

企業のインターネット上の評価が応募に影響?

続いて「インターネット上の評価等は全く見ないし、気にしない」以外を選択した人に「これまでに口コミサイトの投稿内容やSNS等第三者の評価が応募や選考に影響したことがあるか」を質問。

その結果「特に影響があったことはない(65.4%)」が最多だった。その一方で「応募をひかえた/選考や内定を辞退したことがある(21.3%)」「応募を決めた/選考や内定を進めたことがある(13.3%)」と、何らかの影響を受けたことがある割合は34.6%だった。

「正社員」では「応募を決めた/選考や内定を進めたことがある(23.9%)」となり、応募や選考に前向きな影響をもたらした割合が「パートまたはアルバイト」と比べると高いことが判明。年代別にみると、年代が下がるにつれはインターネット上の評価が選考などに影響があったと回答した割合が高くなる傾向もみられている。「30代以下」は45.9%と半数近くに上った。

まとめ

インターネット上の口コミが、求職者の心理に影響をもたらす可能性について明らかにした本調査。希望の雇用形態や年代によって、気になるポイントや受ける影響に違いがあることが可視化された。

全体で見ると、ほとんどが応募や選考にインターネット上の口コミは影響しないと回答したものの、マイナスな影響を受ける人も一定数いるようだ。第三者からの声について、企業側の意図しないことが書かれてしまうケースも中にはあるだろう。事実と異なる内容については、削除申請や正しい情報の積極的な発信を行うなどの対策を検討したい。