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従業員の離職予兆をAIで可視化「freeeサーベイ」提供開始 フリー 

2025.12.15

フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔)は、AIが従業員の離職予兆を可視化する「freeeサーベイ」の提供開始を発表した。従業員の見えないSOSをAIで早期に検知し、人事担当者や経営者が取るべきアクションを具体的に支援することで、従業員の離職防止をサポートするという。

「離職防止対策」をAI で支援

「離職防止対策」をAI で支援

同社は現在、多くのスモールビジネスにおいて人材の確保・育成が最優先の経営課題として認識されていることに注目。その一方で、人事専任者を置くことが難しいケースも多く、リソースやノウハウの不足から「離職防止の対策」が後回しになりな状況がある、と考察している。

そこで今回、AIが従業員の離職予兆を可視化する「freeeサーベイ」の提供を開始。わずか2分で回答できるアンケートにすることで、回答者の負担を最小限に抑え、高い解答率を維持。従業員の見えないSOSをAIで早期に検知し、人事担当者や経営者が取るべきアクションを具体的に支援する。

また本サービスでは、freee人事労務の従業員情報と自動で連携し、サーベイの配信対象を設定することが可能だ。従業員の時間外労働や深夜労働などの勤怠状況をワンクリックで確認することもでき、コンディション低下の背景ともなる長時間労働などの客観的データと合わせて把握できる特徴がある。

アンケートの結果からAIが従業員ごとの離職リスクを4段階で自動評価。今すぐ面談すべき従業員を可視化するだけでなく、AIが注意すべき観点を自動でまとめ、面談アジェンダを生成する。これにより、人事の専門的なノウハウがなくても、従業員一人ひとりに最適なフォローアップを即座に実行することが可能となる。

出典元:freeeサーベイ(フリー株式会社)

まとめ

転職先が決まってから突然告げられる退職意向。期待していた人材の退職は、残された人材の疲弊や採用・育成コストの損失と、受けるダメージが大きい。こうした事態を防ぐためにも、退職や転職を決意する前の段階でフォローできる体制を整えたいものだ。

しかし、同社が指摘するようにリソースやノウハウの不足から、前兆を察知する余力がないというケースも少なくないだろう。また、退職に関するネガティブな相談はなかなか口にしづらいものだ。

そうした中で、AIを活用して離職予兆を可視化する本サービスは、中小企業の人事担当者の心強い味方となってくれるだろう。今後の展開に期待したい。