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働く女性の理想は「プライベート優先」も、現実は「仕事優先」に ネクイノ調査

2025.12.16

株式会社ネクイノ(所在地:大阪市北区、代表:石井 健一)は、運営するオンライン・ピル処方サービス「スマルナ」にて、全国のスマルナユーザーのうち働く女性1031名を対象に「ワーク・ライフ・バランス」と「女性特有の健康課題」に関する実態調査を実施。働く女性が感じている“現実と理想のギャップ”や、生理・PMS・妊娠・更年期といった女性特有の体調変化が仕事に与える影響、さらに将来の働き方に対する不安などの実態を明らかにした。

調査概要

調査対象:現在働いているスマルナユーザー1031名(女性)
実施期間:2025年11月17日〜2025年12月1日
調査方法:インターネット調査
回答者年齢分布:10代(18~19歳) 2.4%、20代 43.4%、30代 35.3%、40代以上 19%
出典元:【働く女性1,031名のワーク・ライフ・バランス実態調査】理想は「プライベート優先」、現実は「仕事優先」が過半数 9割が“女性特有の健康不安”の影響を受けながら働いている(株式会社ネクイノ)

女性のワーク・ライフ・バランス 理想と現実にギャップ

女性のワーク・ライフ・バランス 理想と現実にギャップ

本調査ではまずはじめに、現在のワーク・ライフ・バランスについて質問。その結果「仕事を優先している(52.1%)」「プライベートを優先している(47.9%)」と、およそ半々の割合が示された。

続いて、理想のワーク・ライフ・バランスを尋ねる項目では「プライベートを優先したい(59.7%)」が過半数を占め「仕事を優先したい(6.9%)」は1割を下回っている。現在のワーク・ライフ・バランスでは半数以上が「仕事優先」となっていることから、理想と現実とで大きなギャップが生まれていることがわかる。

また、社会全体として女性の働き方が変わってきていることへの実感としては「変わってきている(79.7%)」と感じる人が大半を占めていることが明らかになった。

女性が感じる「働き方の課題」とは

女性が感じる「働き方の課題」とは

次に「ワーク・ライフ・バランスをうまく保てていない」と回答した人に、その理由について質問。回答の上位には「業務量や突発業務で予定が立てにくい」「働く時間や場所に柔軟性がない」「会社の休暇・時短制度やサポート体制が不十分、使いにくい」が挙げられた。また、女性特有の健康課題として挙げられる、生理痛やPMS(月経前症候群)が仕事に影響を与えることについては「(影響を感じたことが)ある(89.2%)」との回答が大多数だった。

さらに、職場に女性特有の健康課題(生理・妊娠・出産・更年期など)への理解や配慮の有無を質問。「どちらかといえばある」を含めて、半数以上が一定の理解や配慮を感じていると回答したことが明らかになった。

一方で妊娠や出産、更年期などライフステージの変化にともなう働き方については「不安に感じる(91.1%)」との回答が、9割を超えている。特に若い世代では「とても不安」と回答する割合が高く、将来的な働き方に対して不安を抱く人が多い傾向が見られたこともわかった。

まとめ

本調査では、ワーク・ライフ・バランスを推進するために職場に望む支援として「有休・リフレッシュ休暇の取りやすさ」や「柔軟な勤務制度(リモートワーク・フレックスなど)」といった、制度面への要望が多く寄せられている。

一方で「妊娠・出産・育児との両立支援制度の充実」「生理・PMS・更年期など健康課題への支援(休暇・相談など)」など、女性特有の健康面でのサポートを求めるニーズも高いことがわかった。

健康課題の影響を実感する人や、ライフステージの変化にともなう働き方への不安を抱く人が多いことからも、多面的な支援体制の充実が求められていると考えられる。働く女性がどのような課題感を持ち、どのような支援を望んでいるかを把握した上で、より働きやすい環境を提供できるよう引き続き取り組んでいきたい。