中堅社員の成長実感「業務経験」が影響 ALL DIFFERENT調査
ALL DIFFERENT株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®︎」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®︎は、2025年10月にミドルキャリア800人を対象に意識調査を実施した。なお、本調査では社会人5年目以上15年未満、役職に就いていない社員を「ミドルキャリア」と定義している。
調査概要
調査対象者:社会人5年目以上15年未満かつ管理職未満の社会人
調査時期:2025年10月6~7日
調査方法:調査会社によるインターネット調査
サンプル数:800人(社会人5年目115人、6年目115人、7年目115人、8年目115人、9年目115人、10年目115人、11~14年目110人)
出典元:【中堅社員の意識調査(成長実感編)】成長実感が低いほど、離職意向が高まる傾向| お知らせ |組織開発・人材育成(ALL DIFFERENT株式会社)
成長を感じる機会の実感が「ある」36%
本調査ではまずはじめに、業務で成長を感じる機会があるかを質問。その結果「とてもよくある(6.0%)」と「たまにある(30.0%)」を合わせて、36.0%が機会があると回答した。
「機会がない」と回答した群の合計は32.3%で、「どちらともいえない」は31.8%となった。
「成長を感じる機会がない」最多は社会人7年目
次に、ミドルキャリアが業務で成長を感じる機会を、社会人歴別に分析。その結果「成長を感じる機会がある」と回答した割合が最も高かったのは、社会人5年目社員(42.6%)で、その後、3割から4割を前後する結果となった。
一方で「成長を感じる機会がない」と回答した割合が最も高かったのは、社会人7年目社員で35.7%であった。
これまでの業務経験と「成長を感じる機会」との関係性とは
続いて、これまでの業務経験が成長を感じる機会との関連性を分析。後輩指導をしているミドルキャリアでは「成長を感じる機会がある」と回答した割合は50.7%で、後輩指導をしていない人(27.8%)より、22.9pt高い結果となった。
部門間連携や全社的なプロジェクトに関わる機会があるミドルキャリアでは「成長を感じる機会がある」と回答した割合は69.5%。一方で、部門間連携の機会がないミドルキャリアでは29.7%と、半数以下であった。
部署異動の経験があるミドルキャリアは41.0%が「成長を感じる機会がある」と回答した一方で、部署異動の経験がない人では32.6%にとどまった。
成長実感が高い人ほど勤続意向が高い傾向に
最後に、成長を感じる機会の有無と、今の会社での勤続意向の関係について分析。その結果、成長を感じる機会が「とてもよくある」ミドルキャリアでは52.1%が、働き続けたいと「感じる」と回答した。その割合は、成長を感じる機会が減少するにつれて概ね低下する傾向が見られており、成長を感じる機会が「全くない」ミドルキャリアでは8.3%となっている。
一方で成長を感じる機会が「全くない」ミドルキャリアでは、58.3%が働き続けたいと「感じない」と回答したことが明らかになった。
成長を感じる機会とミドルキャリアの勤続意向と相関性があり、成長を感じる機会があるほど勤続意向は高まる傾向があることが可視化された。
まとめ
本調査では勤務年数よりも実際の業務における経験が、成長を感じる機会の創出につながっていることが明らかになった。ミドルキャリアは若手の育成を担う重要な存在だ。次世代のリーダー候補でもあるミドルキャリアに対していかに成長実感を与えていくかは、組織の成長にもつながる重要なポイントと言えるだろう。
成長実感の低さが勤続意向にも影響することも可視化されており、離職防止の観点からも施策や支援の必要性があるといえるだろう。本調査結果も参考に、現状の確認や改善に取り組みたい。










