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「社長の平均年齢」過去最高の60.8歳に、30年で5歳上昇 TDB調査

2026.02.25

株式会社帝国データバンク(以下:TDB)は2025年末時点における全国の「社長年齢」の状況について調査・分析を行った。本調査では、企業概要ファイル「COSMOS2」(約150万社収録)から2025年12月時点における企業の社長データ(個人、非営利、公益法人等除く)を抽出し、集計・分析している。

社長の平均年齢、35年連続で過去最高を更新

社長の平均年齢、35年連続で過去最高を更新

TDBは全国の社長年齢が判明した企業を対象に、2025年の平均年齢を調査。会社(株式・有限)を率いる社長の平均年齢は60.8歳となったことを報告した。

前年(2024年)からは0.1歳上昇し、10年前(2015年:59.2歳)から1.6歳、30年前の1995年(55.4歳)からは5.4歳、それぞれ上昇。集計可能な1990年(54.0歳)以降、35年連続で平均年齢は上昇し、過去最高を更新し続けている。

また、社長が交代した企業の割合(社長交代率)は、2024→2025年は3.84%で、前年(3.75%)から0.09pt上昇。2021年以来4年ぶりの増加がみられている。しかしながら、リーマン・ショック翌年の2009年(4.34%)やコロナ禍直後で経営の見直しが進み、事業承継の動きが加速した2021年(3.92%)に比べると低水準にとどまっている。

また、交代時における「交代前(引退)」社長年齢は68.5歳(前年比-0.1歳)で「交代後(新社長)」の平均年齢は52.8歳(前年比+0.1歳)と、交代にともなう社長年齢の若返り幅は15.7歳であることが判明した。TDBは 「引き継ぐ新社長の年齢が上昇しており、若返り幅は近年、縮小傾向で推移している」と解説している。

年代別構成比をみても、2025年時点の「60代(27.5%)」は前年から0.7pt上昇して2年連続で前年を上回り、上昇幅は過去15年で最大を示している。

出典元:全国「社長年齢」分析調査(2025年)(株式会社帝国データバンク)

まとめ

中小企業を中心に経営負担の大きい事業環境が続く中、社長の平均年齢は60.8歳となった。市場環境や取引構造の変化によるタイミングの問題や、引き継ぐ人材の確保などが課題隣、承継が進まない企業も少なくないようだ。しかしながら、「経営者年齢の上昇は、不測の事態による経営空白リスクの上昇につながる」とTDBは指摘する。

事業承継を行うには社内における承継計画やリスク管理、後継者候補の育成、財務体制の透明化・継続性の確保などが欠かせない。実施にあたっては、バックオフィス部門で連携して、ロードマップの策定を進めていく必要があるだろう。日ごろの業務から、「いざというときに困らない」ための準備をしておきたい。