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「企業のAI利用」コスト管理に課題、約8割が負担を実感 マネーフォワード調査

2026.11.05
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株式会社マネーフォワードは、AIツールの導入・契約・予算・支払い・管理に関与する担当者520名を対象に「企業のAI利用・支出管理に関する実態調査」を実施した。調査の結果、AIツール・サービスの利用は部門や個人など現場主導で進んでおり、支払い手段や費用負担部門も分散している実態が明らかになった。また、回答者の77.5%がAI利用コストの把握・管理に課題を感じており、契約の重複や予算超過など、支出管理上の問題も浮き彫りとなっている。

調査概要

調査名:企業のAI利用・支出管理に関する実態調査
調査実施期間:2026年9月25日~9月28日
調査対象:企業のAIツール導入・管理担当者のうち、有料ツールの契約状況が不明な回答者を除く520名
調査方法:Fastaskを用いたインターネットリサーチ
調査主体:株式会社マネーフォワード
出典元:企業のAI利用・支出管理に関する実態調査(株式会社マネーフォワード)

AIツールの導入は現場主導、支払い方法も分散

AIツールの導入は現場主導、支払い方法も分散

本調査では、勤務先におけるAIツール・サービスの利用状況について質問。「部門単位で利用(49.8%)」「個人・チームの判断で利用(27.1%)」と、合わせて76.9%が現場判断で利用していると回答した。

支払い手段では「会社共通の法人カード(32.5%)」が最多に。次いで「クラウド・ライセンス費用への合算(32.1%)」「部署・チームごとに発行された法人カード(28.3%)」「請求書払い(27.3%)」が上位に挙がった。一方で「従業員の個人カードによる支払い(25.6%)」や「従業員の個人負担(25.4%)」も確認されている。

また、AIツールの利用料金を負担する予算部門は「情報システム・IT部門(32.1%)」が最も多かった。次いで「DX推進・AI活用推進等の専用部門(30.6%)」「会社全体の共通予算(29.0%)」「AIツールを利用する各事業部門・現場の部署(28.5%)」という結果だった。

AI利用コストの管理に77.5%が課題、契約重複も問題に

AI利用コストの管理に77.5%が課題、契約重複も問題に

AI利用コストの把握・管理については「大きな課題となっている(20.0%)」「やや課題となっている(57.5%)」と、合計77.5%が課題を感じていると回答している。

具体的な組織課題では「同じ用途のツールを重複して契約している(26.3%)」が最多に。このほか、部門・利用者ごとの費用配分、利用量の急増、予算超過の検知、未使用契約、費用対効果の説明など、多岐にわたる課題が挙げられた。

まとめ

企業のAI活用が現場主導で広がる一方、支出を全社的に把握するための管理が追いついていない状況が読み取れる。利用状況の判断主体が分散し、法人カードや請求書、個人立て替えなど支払い方法も複数ある上、費用負担部門も一つに集約されていない。こうした状況の中で、AI利用コストの把握・管理に課題を感じる回答者は77.5%に上り、同じ用途のツールの重複契約も確認された。

総務・経理担当者にとっては請求額を確認するだけでなく、利用者や部門、契約内容を対応付け、支出の全体像を把握できる管理体制が重要となるだろう。また、AIの利用量もコストに関係することから、契約や支払いの管理に加え、利用状況と予算の関係も確認できる仕組みを整え、重複契約や予算超過の把握につなげたい。