人事評価と制度、社員の43.0%が「納得していない」 エフアンドエムネット調査
エフアンドエムネット株式会社(本社:大阪府吹田市、代表者:上枝康弘)は、管理部門向けビジネスメディア「労務SEARCH」にて、企業で働く一般社員300名を対象に人事評価に関するアンケート調査を実施した。調査の結果、人事評価に納得していない人は43.0%に上り、不満や疑問を感じる理由では「上司の主観が強い」が最多だった。また、目標や評価基準が十分に共有されている人は32.3%、評価結果について具体的なフィードバックを受けている人は26.7%にとどまり、評価基準の明確化や評価プロセスの改善が課題として浮かび上がった。
調査概要
調査名: 企業で働く一般社員300名が回答!人事評価に関するアンケート調査【2026年】
調査期間: 2026年7月24日~8月7日
調査対象: 企業で働く一般社員300名
調査方法: インターネット調査
調査主体: エフアンドエムネット株式会社(労務SEARCH)
出典元:「43.0%」が人事評価に納得していない!?300名への調査で見えた評価制度の見直しポイント(エフアンドエムネット株式会社)
人事評価に納得していない人は43.0%、評価基準の不明確さも課題
本調査では、現在の人事評価への納得度について「あまり納得していない(36.7%)」「まったく納得していない(6.3%)」と、合わせて43.0%が「納得していない」と回答。一方で納得している層は39.0%だった。
人事評価に不満や疑問を感じる点としては「上司の主観が強い(42.7%)」「評価基準が不明確(40.7%)」「頑張りやプロセスが評価されにくい(30.7%)」という結果に。そのほか「評価者によって判断にばらつきがある(24.3%)」「部署や職種によって評価に差がある(22.0%)」なども挙げられている。
また、勤務先の人事評価制度について「評価基準や評価の流れまで把握している」と回答した人は15.3%だった。「評価を受けているが、基準や流れは一部しかわからない(44.7%)」「評価を受けているが、内容はほとんどわからない(25.7%)」と、制度の内容が十分に理解されていない実態が見られた。
目標・評価基準の共有や具体的なフィードバックが不足
人事評価を受ける前に、目標や評価基準が十分に共有されているかをたずねる項目では32.3%が「共有されている」と回答。一方で「共有されているが、内容はあいまい(33.3%)」が最も多く「ほとんど共有されていない(18.3%)」「共有されたことがない(10.3%)」と続いた。
評価後のフィードバックについては、26.7%が説明を受けていると回答したものの「説明はあるが、具体性が足りない(28.0%)」が上回る結果に。さらに「評価結果だけ伝えられる(15.3%)」「ほとんど説明されない(18.0%)」「評価面談やフィードバックの機会がない(12.0%)」と、説明を受けていない人は半数近くに及んだ。
仕事への意欲にも影響 必要な改善策は?
評価への納得度が仕事への意欲に影響していると思うかという質問では「大きく影響している(19.3%)」と「やや影響している(51.0%)」が合わせて70.3%となった。
なお、人事評価制度に必要だと思う改善策としては「評価基準を明確にする(58.7%)」が最多に。次いで「評価者によるばらつきを減らす(40.3%)」「評価結果の説明を増やす(39.3%)」「昇給・賞与・昇格との関係を明確にする(37.0%)」「成果だけでなくプロセスも評価する(33.0%)」と続いた。
まとめ
本調査では人事評価に納得していない人が43.0%に上り、不満の理由として上司の主観や評価基準の不明確さが多く挙げられた。さらに、目標・評価基準が十分に共有されている人、具体的なフィードバックを受けている人はいずれも3割前後にとどまっている。
これらの結果から、評価への納得感を高めるには、評価結果そのものだけでなく、評価前の期待値の共有から評価後の説明まで、一連のプロセスを整えることが重要だと読み取れる。
企業としては職種や役割に応じた評価基準を明確にし、評価者間で判断のばらつきを抑えるとともに、評価理由や今後の改善点を具体的に伝える仕組みを整えたいところだ。7割の人が人事評価への納得度が仕事への意欲に影響すると感じていることも踏まえ、従業員が評価の根拠を理解し、次の行動につなげられる制度運用を目指したい。












