【取材記事】ハイブリッドワークのコミュニケーションを スムーズにする法人向けブラビアの活用法とは
テレワークとオフィスワークを組み合わせ、生産性を確保しながら柔軟に働く「ハイブリッドワーク」が進み、オフィスの役割の見直しを多くの企業が進めている。変化する働き方や会議の在り方、設備投資などについてソニーマーケティング株式会社 ビジネスソリューション本部 B2B MD部および営業企画部 統括部長 本間計之氏に話を伺った。
この1年で大きく変化した ワークスタイル
大きな社会の変化によって、急速に普及したテレワーク。実際にテレワークを始めてみると、当初の心配をよそに、大きなトラブルなく業務が進んだ企業も少なくない。
とはいえ、業務を全てテレワークで完了させることは、やはり難しい。
「定型業務を継続するだけなら、テレワークでも可能です。けれど、新入社員を迎えたり、新しいプロジェクトを立ち上げたりするとき、テレワークではスムーズに進まないこともあります。込み入った話をするときは表情を見ながら話を進めたいですよね。ブレストもテレワークではなかなか場が温まりません。この1年で、テレワークでできることとテレワークでは難しいことが分かってきました」(本間氏)
今後、ワクチン接種をはじめとする感染症対策の拡充に伴い、出社の比率が戻っていくだろう。しかし、テレワークが完全になくなることはない。業務に合わせて出社とテレワークを適切にミックスした「ハイブリッドワーク」へ移行すると、本間氏は言う。
「ハイブリッドワークによって、働き方の自由度は向上します。目的に合わせて働く場所を選択できる。これまでは仕事をする日、プライベートの日と分かれていたのが、1日の中で自由に時間を組み立てられるようになる。いい意味でのワークライフインテグレーションですね。オフィスの良さとテレワークの良さをしっかり使い分け、ミックスする。そういった働き方も増えてくると思います」(本間氏)
ワークスタイルの変化に 合わせて、オフィスの姿も 変化する
ワークスタイルが変われば、当然のことながらオフィスの姿も変わることになる。
「取引先でも、大きなオフィスから小さなオフィスに移る企業がある一方で、オフィスを"集まる場所"と再定義し、投資する企業も見られます」(本間氏)
ハイブリッドワークでは、オフィスは机を並べて作業する場としての役割は薄れていく。
「今後、オフィスの意味合いは、大きく二つに集約されていくでしょう。一つは、テレワークでカバーできないコミュニケーションや、コラボレーションを実現するための場。二つ目は、ハイブリッドワークの基地局、コアとなる場所としてのオフィスです」(本間氏)
オフィスの役割が変化するに伴って、オフィス内のワークスペースとコミュニケーションスペースの比率も変わっていく。会議室の環境を整備すること、そして、集まりたいときにパッと集まれる場所を用意しておくことが重要になる。
では、新しいオフィス設計において欠かせない設備とは、一体何だろうか。
「会議用ディスプレイのニーズが非常に増えています。我々の調査でも、約23%の企業が、会議用ディスプレイの見直しを考えていると回答しています」(本間氏)
オンラインミーティングが当り前になってきた今、会議室に大画面のディスプレイを置くことは、スムーズなコミュニケーションのために必須となっている。
「これまでの会議室はWeb会議仕様になっていないところが多く、急ピッチで設備を整える企業も少なくありません」(本間氏)
法人向けブラビアが 提案する新しい会議の形
会議用ディスプレイの必要性を感じてはいても、やはり、大画面となるとそれなりのコストがかかる。そこで注目を集めているのが、ソニーの法人向けブラビアだ。
「会議資料を映しながら、相手の顔もチャットの内容も同時にディスプレイに映すケースが多いので、大画面高画質である必要があります。65~85インチほどあれば、相手の表情の微妙な変化も感じることができます」(本間氏)
法人向けブラビアの会議用ディスプレイパックは、会議に便利な機能を搭載しているため、『あと10分』と発表の残り時間を表示したり、会議終了後に会議室を元の状態に戻すためのレイアウト図などを自動的に映したりすることも可能だ。また、ブラビアはHDMIをPCにつなぐだけで電源が入り、画面も自動的に切り替わる。会議を始めるために、リモコンを探したり、操作に手間取ったりといった無駄な時間が省けるため、会議の効率化に貢献できる。
2015年から法人向けに展開してきたブラビアは、着実に販売実績を伸ばしてきた。それを強化するため、7月から新しいラインアップを追加し、より充実した布陣となった。
「シリーズとして、お求めになりやすいエントリークラスが加わりました。また、サイズは、少人数向けでご要望の多かった32V型と、大画面をさらに追求した100V型のディスプレイが仲間入りしました。ソニーならではの豊かな色表現と精細さにより、Web会議相手の表情や資料を、より快適に分かりやすく伝えることができます」(本間氏)
新しいインチサイズも拡充され、お客様のニーズにより幅広く対応できるようになった。32V型はスタンディングミーティングなどで気軽に使え、100V型は役員会議室やエントランスでのニーズが高い。また、32V型は解像度が4Kのため、大量の細かいデータを扱う個人作業のディスプレイにも適している。
今後、Web会議用ツールはオフィスにとって、標準的な装備となる。中でも円滑なコミュニケーションの核となるディスプレイは、不可欠な設備だといえるだろう。
新しいワークスタイルの 最適解を目指して
社会の大きな変化によって一気にテレワークが浸透し、働き方はこの1年で劇的に変化した。しかし、テレワークによる利点を大きく享受する一方で、テレワークによる弊害も心配される。
「時間さえ合えばWeb会議を入れることができるため、会議に次ぐ会議でわずかな休憩さえ取れないということも起こります。オンとオフの切り替えができずに業務時間を増やし、運動不足になっている人もいるのではないでしょうか。新しい働き方をこれから最適な形にしていく必要があると感じています。時代によって変化する働き方をいち早く捉え、最適なワークプレイスづくりに弊社も貢献できればと思っています」(本間氏)
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