在宅就活で内定まで! 採用活動を”完全オンライン化”したデジタルハリウッドの採用方法とは
IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社はこれまでも会社説明会の同時ライブ配信や希望制のWeb面接を取り入れ採用活動を行ってきた。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、応募者が安心・安全に就職活動を進めることができるよう、2020年秋および2021年春に入社希望の方を対象とした採用活動をすべてオンラインで実施している。
⬛選考フロー
1.オンライン会社説明会
少人数で開催。チャットを通じた質疑応答はもちろん、採用担当とお互いに表情や反応を確認しあうことで対面時と変わらないコミュニケーションが可能。参加者はリマインドメールで送られてくるURLをクリックするだけでスマホからでも簡単に参加できる。
2.落ちないオンライン面接
今回の一次面接では、応募者に本音で同社との相性を図る機会として参加してほしいという意図から、「落ちない面接」と題して、面接の結果による合否を設けない。面接官と応募者が正面から対峙するという構図ではないため、自然と面接特有の堅苦しい雰囲気が払拭され、リラックスして話している姿が見受けられる。図らずも、オンラインによる面接が今回のコンセプトを叶えるには適しているという発見があった。
また、表情や表現を工夫して細かなニュアンスまで伝えようとする努力の中に、対面では分からない隠れた人柄が見えることもある。
3.自己紹介動画の提出
「自己紹介動画」という非常に幅広い与件に対して、どのような発想やテクニックを詰め込み期日までに提出するか、というプロセスは、まさに業務の本質であると言える。映像制作の経験がなくても問題ない。スマートフォンによる撮影でもクリエイティブな映像は可能である。話す内容、撮影方法、服装は指定しない。動画をもとに選考を進め、合格者は最終面接へと進む。
4.最終選考
2020年6月18日(木)、当社役員による最終選考を予定。エントリーする際は、自己紹介動画の合否連絡を受けるまで予定を空けておいてもらう。
5.内定後
入社までの約9ヶ月間、内定者研修としてデジハリ・オンラインスクール/デジタルハリウッドSTUDIOにて「Webデザイナー専攻」を受講してもらう予定。2020年度の新入社員にも同様の研修を実施し、課題は「デジタルハリウッドに関するLP(ランディングページ)制作」であった。
受講によって、商品理解や業務で必要になる知識・スキル習得はもちろんのこと、受講生体験を通して感じたことを入社後の業務に活かしてもらうためと考えている。
まとめ
新型コロナウイルスの感染拡大は就活にも影響を与えており、各社選考をオンラインに切り替える必要がある。応募者が安心・安全に就職活動を進められるよう同社のようなオンライン上でできる選考フローを工夫することが求められそうだ。
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