女性のキャリアに関する調査 働く女性の8割以上が今後のキャリアに不安を抱えていると判明
ZaPASS JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区、代表:足立愛樹)は、「女性のキャリアに関するアンケート」を実施した。
調査概要
調査対象:日本企業に勤める女性正社員
調査方法:Web
実施期間:2021年3月4日~3月6日
有効回答数:326
今後のキャリアに不安を抱える人は8割以上
「今後のキャリアに不安はありますか」と質問したところ、33.1%が「とてもある」、49.7%が「ややある」、10.7%が「あまりない」、6.4%が「全くない」と回答した。
具体的に「どんな不安を感じていますか」と質問したところ、最も多かったのは「ライフステージが変わったときの働き方」で54.1%、次いで「フルタイムで働き続けられるか」が49.6%、「将来も今の仕事があるかどうか」が39.6%と続いた。
「女性」であることを不利に感じたことがある人は67.2%
「働く上で女性であることが不利だと感じたことはありますか」と質問したところ、67.2%が「ある」と回答し、具体的には以下の声が挙げられた。
■ライフステージ関連
・結婚、子育てで仕事のキャリアを捨てないといけない
・結婚した同僚が、産休を取るリスクがあるからと部署を移動させられた
・今の会社に産休や意休の実績がなく、子どもができたらやめざるを得ない
・妊娠しながら仕事をしていた時、提示されたポストが流れかけた
■職場復帰関連
・産休育休の取得後、別のポジションに移ることになった
・産休育休に入る人は出世できない
・責任のある仕事を任せてもらえない
・時短勤務というだけで評価が下がる
■女性の身体ならではの体調関連
・体力面で男性と同じように動けない
・生理休暇を男性上司に言い出せない
・ホルモンバランスの関係で精神状態に波がある
組織所属に捉われないスキル取得を望む女性が9割
「時間や場所、所属組織にとらわれずに働くためのスキルを身に付けたいと思いますか」と質問したところ、89.6%が「はい」と回答した。
そこで、「どんなスキルが役に立つと思いますか」と質問したところ、最も多かったのは「語学」で40.5%、次いで「プログラミング」が39.6%、「マーケティング」が32.8%と続いた。
まとめ
今回の調査では、働く女性の8割以上がキャリアに不安を抱えていることが明らかとなった。働き方の多様化が進んでいる一方で、女性が本当に望む働き方ができているケースはまだ少数と言えるかもしれない。
<PR>