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ビジネスパーソンの読書習慣実態調査 管理職とメンバーの読書時間、読み方の違いが明らかに

2023.11.01
オフィスのミカタ編集部

株式会社壺中天(所在地:東京都台東区、代表取締役:坪谷邦生、以下:同社)は、ビジネスパーソンの読書習慣および読書による知識の習得に関する実態を明らかにすべく、10月27日の「読書の日」、10月27日から11月9日の「読書週間」を機に、ビジネスパーソンを対象に読書習慣に関する実態調査を実施した。

管理職以上「仕事の休憩時間は読書時間」

ビジネスパーソンを対象に行った読書習慣に関する実態調査によれば、本を読まない人は42.4%。1冊以上読む人は57.6%の結果となった。役職別で見ると、月1冊以上読む割合が約8割と高いのは管理職。メンバーは約半数と、管理職の人がメンバーよりも本をよく読んでいることが分かる。

出典:株式会社壺中天 「大人の読書習慣実態調査」

また、いつ本を読むかについては、役職別に見るとメンバーは「就寝前(46.4%)」や「休日(38.8%)」が多い傾向にあった。

一方で、管理職は「仕事の休憩時間(50.0%)」「就寝前(47.1%)」と隙間時間も活用している結果となっていた。経営者についても、同様の順位であったことから、管理職以上は「仕事の休憩時間=読書時間」と捉えている人が多いと予測される。

管理職、記憶定着や活用を前提とした読書法を実施

読書における課題として、役職問わず「読書のための時間確保が難しい」が最も多く、管理職以上は、読書内容の活用や記憶に課題を感じている傾向にあった。記憶定着に関する取り組みについても、メンバーと管理職では差がでている。

メンバーでは「特にない(37.2%)」「何度も繰り返し読む(25.7%)」が上位にあがる中、管理職では「読書中に印をつけながら読む(30.9%)」「読書中にメモを取りながら読む(26.5%)」が上位にあがっていた。他にも「読書後に読んだ内容を誰かに話す(23.5%)」もあり、ただ読むのではなく情報を得て活用するまでのことを考えた読書の仕方をしているといえるだろう。

出典:株式会社壺中天 「大人の読書習慣実態調査」

まとめ

管理職とメンバーでは、読書時間や読み方に差があることが本調査で明らかとなった。読書習慣について文化庁が全国16歳以上の男女に調査した資料によれば、1カ月に読む本の冊数は、2018年で1冊以上が52.6%となっている(※1)。また、読書量を増やしたいと思うかについては60.4%が読書量を増やしたいと回答しており、読書時間の確保が課題になっていることが文化庁の資料からもうかがえる。

同社の調査で明らかとなった、管理職の読書法や時間を参考に読書習慣をつくる参考にしてみてはいかがだろうか。

※1出典元:平成30年度「国語に関する世論調査」の結果の概要

調査概要

調査概要:ビジネスパーソンの読書習慣実態調査
調査方法:WEB調査
調査期間:2023年10月12日〜2023年10月19日
対象者:職業を有している20代以上の男女
有効回答:528人