企業の人事担当者向け調査「中途採用状況調査2022年版」を発表

株式会社マイナビ（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員：土屋芳明）は、「中途採用状況調査（2022年版）」の結果を発表した。

調査結果概要

2021年に中途採用を行った企業の正社員の人手不足感は、「余剰を感じる」という回答が18.8％（前年比：4.4pt増）、「不足している」は47.6％（前年比：14.3pt減）となった。

職種別にみると、「不足している」の割合が最も高いのは「ITエンジニア」で5割を超えた。反対に、「余剰を感じる」の割合が最も高いのは「美容・ブライダル・ホテル・交通」で約3割となった。

2020年・2021年ともに中途採用を行った企業のうち、6割以上が2021年の中途採用者に満足していると回答した。

「満足」と回答した理由を聞くと、「働き方改革を推進したから（テレワーク・副業・兼業の認可など）」が25.3%で最も高く、不満だった理由としては「求人など募集要項を甘くした」「面接選考の基準を甘くした」「書類選考の基準を甘くした」が、いずれも2割弱で上位に並んだ。

より自社に合った人を採用するためには、選考基準を緩和するのではなく、働き方改革や人事制度など社内制度の見直しをすることが、満足度の高い中途人材の採用につながることがわかった。

2022年の中途採用の見通しは、「経験者・未経験者ともに積極的」という回答は減少傾向にあるが、「経験者採用は積極的だが、未経験者採用は消極的」は45.9%（前年比：7.9pt増）、「経験者採用は消極的だが、未経験者採用は積極的」が13.9%（前年比：7.2pt増）で、いずれも2018年以降で過去最高となった。

調査概要

調査期間／スクリーニング調査・本調査：2022年1月21日（金）～1月24日（月）※一体で実施
調査方法／インターネット調査
調査対象／従業員数3名以上の企業において、直近（2021年1～12月）に中途採用業務を担当しており、「採用費用の管理・運用」に携わっている人事担当者
有効回答数／1,400件
※調査結果は、端数四捨五入の関係で合計が100％にならない場合がある。

株式会社マイナビ

マイナビは、多様な事業領域で人と企業に情熱を持って向き合い、信頼ある情報発信やサービスの提供に取り組む。そして、一人ひとりのキャリアと生活に寄り添い、その人の職業人生や生活の質の向上に貢献する。

本社所在地：東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号
代表者：代表取締役 社長執行役員　土屋 芳明
設立年月日：昭和48年（1973年）8月15日

まとめ

調査結果からは、企業の中途採用意欲は衰えておらず、今後は、求めるスキルや採用目的を明確にした活動が積極的に行われていくものと思われる。