46.6%が経理DXに未着手、最も無駄の多い業務は「紙のファイリング」
経理DXを推進する株式会社TOKIUM(本社:東京都中央区、代表取締役:黒﨑賢一、以下「TOKIUM」)は、全国の経理業務に携わる421名を対象に、「経理業務のDX」に関する調査を行った。
背景
近年、政府主導でデジタル化が本格的に推進されている。2018年に経済産業省が公表した「DXレポート」では、日本企業がDXを推進せず競争力が低下した場合、最大12兆円の経済的損失を招く可能性を指摘している。さらに、コロナの影響による行動変容や労働人口の減少などを理由に、柔軟な労働環境の構築、生産性の向上などが不可欠となり、DXの重要性は一層高まると考えられる。
概要
このような環境下においても、経理業務では、領収書や請求書などの紙で運用されるアナログな業務プロセスが依然として根強く残り、DXが進んでいない現状が伺える。そこで、TOKIUMは、「経理の日」に合わせて、経理業務の現場におけるDXの実態を調査した。3月31日は多くの企業が年度末を迎えるため、経理の重要性を再確認するために「経理の日」として日本記念日に認定されている。
調査期間:2023年3月6日~2023年3月7日
有効回答数:421
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代~60代の経理部門に所属する方
46.6%が経理DXに未対応と回答
経理領域におけるDXの対応状況について、「実施・検討している」と答えたのは32.3%で、46.6%は「していない」と回答した。また、大企業のものだけと考えられがちなDXだが、従業員規模が50名以上であれば、経理業務のDXに関する取り組み状況は変わらないということが明らかになった。
経理DXが進んでいない最も多い理由は予算不足
経理DXが進んでいない理由は何だと感じるか聞いたところ、1位は「DXに投資するための予算がない」、2位は「企業がDXの課題やビジョンを明確にできていない」となった。
時間がかかる割に無駄が多い業務
「経理業務において、時間がかかる割りに無駄が多いと感じる業務は何ですか」と質問したところ、最も多い回答は「紙のファイリング」で39.9%。ついで「ハンコ押印」が28.7%という結果になった。
会社概要
会社名 :株式会社TOKIUM
設立 :2012年6月26日
代表者 :代表取締役 黒﨑賢一
所在地 :東京都中央区銀座6丁目18-2 野村不動産銀座ビル12階
事業内容:経費精算・請求書管理など支出管理サービスの提供
資本金 :100百万円
まとめ
経理DXを推進するためには、予算確保や課題とビジョンの明確化、そして経営層の理解が求められているのではないだろうか。